野口さん、ふたご座の銀河に超新星を発見

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千葉県の野口敏秀さんが5月2日、ふたご座の銀河に超新星を発見した。野口さんの超新星発見は2009年以来2個目。

【2015年5月12日 CBATATel

千葉県の野口敏秀さんが5月2.482日(世界時。日本時では2日20時30分ごろ)、ふたご座方向の銀河NGC 2357に超新星候補天体を15.7等で発見した。天体の位置は以下のとおり。

赤経  07h17m45.70s
赤緯 +23°20′40.6″ (2000年分点)

ふたご座の超新星の発見画像
ふたご座の超新星の発見画像(撮影:野口敏秀さん)

5日に行われたカナリア諸島ラパルマ天文台の北欧光学望遠鏡による分光観測から、極大前のIa型超新星とみられる。野口さんは新天体掃索や確認観測を精力的に行っており、超新星発見は2009年3月の2009at以来、2個目となった。

NGC 2357周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
NGC 2357周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について


ふたご座の超新星の位置

新発見の超新星を天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」で表示して位置を確認できます。「ツール」メニューから「データ更新」した後、「SN 2015* (NGC 2357)」を検索・表示してください。

また、新しいデータや番組をオンラインで入手できる「コンテンツ・ライブラリ」(「コンテンツ」メニューより)では、星図に一覧表示できる「日本人が発見した超新星」も公開しています。あわせてお楽しみください。

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