スペースX社、火星探査ミッションの計画を発表

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スペースX社は4月27日、民間企業としては初となる火星探査ミッションの計画を発表した。探査機「レッド・ドラゴン」を2018年に打ち上げ予定という。

【2016年5月6日 Universe TodayPhys.Org

米・スペースX社は自社のロケット「ファルコン」を用いて、人工衛星や国際宇宙ステーション補給機「ドラゴン」の打ち上げを行っている。近年は、打ち上げに使用したロケットの第一段部分を再利用するため地上に帰還させる試みを行っており、先月8日に無人船上に降り立たせることに成功したのに続き、今日6日にも人工衛星打ち上げに使用したファルコン9ロケットの第一段を船上に垂直着陸させた。

そのスペースX社が、ついに火星探査にも乗り出す。NASAとの協力のもと、2018年春に無人探査機「レッド・ドラゴン(ドラゴン2)」を打ち上げる計画が発表された。スペースX社の創設者で最高責任者のElon Muskさんの目標である「火星にコロニーを建設し、最終的には人間の住める火星都市を作ること」に向けて、重要なステップとなる。

火星に着陸するレッド・ドラゴンの想像図
火星に着陸するレッド・ドラゴンの想像図(提供:SpaceX)

契約によると、NASAはレッド・ドラゴンの火星着陸に関して技術的サポートを担うほか、探査機が行う火星調査についても同様にサポートする可能性があるようだが、資金補助は含まれていない。スペースX社からは火星着陸に関するデータが提供され、探査機によって取得されたデータも公開される。現時点ではどのような観測機器が搭載されるかについては不明だが、火星の表面や大気、環境などを調べる高性能カメラや分光器などが搭載されるとみられる。

NASAはスペースX社のレッド・ドラゴン計画に協力することによって、2030年代に火星へ宇宙飛行士を送る「ジャーニー・トゥ・マーズ(火星への旅)」計画を前進させる意向だ。