2019年12月26日 部分日食(アラビア半島~シンガポール~グアムなどで金環日食)
より詳しくは「部分日食特集」をご覧ください。
12月26日の昼過ぎから夕方ごろにかけて、日本全国で部分日食が見られる。日本で日食が見られるのは1月6日以来だ。
南西の地域ほど欠け具合が大きく、継続時間が長くなり、那覇では最大食分0.47(太陽の直径の47%が隠される)で継続時間は約2時間40分となる。現象が起こる時刻や食の継続時間、太陽の高さなどは場所により異なるので、事前によく確かめておこう。とくに、静岡から新潟あたりより東の地域では、日食が終わる前に太陽が沈む、つまり太陽が欠けたまま沈んでいく「日没帯食(日入帯食)」となる。観察や撮影は安全第一で。
なお、この日食はアラビア半島からインド南部、シンガポール、グアムなどでは、継続時間3分前後の金環日食となる。インターネット中継などでも楽しもう。また、来年6月21日にも日本で部分日食が見られる。
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