2018年7月31日 火星と地球が最接近
より詳しくは「火星特集」をご覧ください。
7月31日、火星と地球が最接近する。火星はこの時期、一晩中見ることができる。マイナス2.8等級で輝いており、その赤さや明るさがひときわ目立っている。
火星と地球は約2年2か月ごとに接近するが、火星の軌道が楕円であるため最接近時の距離は約6000万kmから約1億kmまで大きく変化する。今回の接近距離は約5800万kmで、いわゆる大接近だ。視直径も約25秒角まで大きくなっているので、天体望遠鏡で模様が見やすい。天体観望会などに参加して、大接近中の姿をじっくり眺めてみよう。
2016年5月31日(前回の最接近)から2020年10月6日(次回の最接近)まで、4年4か月間の地球と火星の動きをシミュレーションした動画
2018年3月から12月の火星の動きをシミュレーションした動画
〈関連リンク〉
- 【特集】火星大接近(2018年7月31日 地球最接近)
- 星空ガイド
- 天体写真ギャラリー:2018年 火星
- 星ナビ2018年7月号 火星観測ハンドブック付録、火星探査の歴史を大特集
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