「はやぶさ2」、タッチダウンのリハーサル中に降下中止

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小惑星「リュウグウ」へのタッチダウンのリハーサルを実施した探査機「はやぶさ2」が、高度約600mで自律的に降下を中断し、機体を上昇させた。

【2018年9月13日 JAXA

小惑星探査機「はやぶさ2」は10月下旬に、小惑星「リュウグウ」への最初のタッチダウンを実施する予定だ。そのタッチダウンに向けた1回目の運用リハーサル(タッチダウン1リハーサル1、TD1-R1)が9月10日から行われていた。

「はやぶさ2」は11日にリュウグウへの降下を開始し、最低高度に向けて秒速10cmほどで高度を徐々に下げていた。

しかし12日、高度600mあたりで「はやぶさ2」は自律的に降下を中止し、機体を上昇させた。

リュウグウ
「はやぶさ2」が約635mの距離から航法用に撮影したリュウグウ(地上受信時刻:日本時間9月12日12時58分)。上がリュウグウの南極。左側が明るいのは衝効果によるもので、その中に「はやぶさ2」の影が黒く小さい点として写っている(提供:「はやぶさ2」Twitterより)

降下を中止した理由については、リュウグウ表面の反射率が低いために、小惑星表面と探査機の間の距離を計測していたレーザ高度計(LIDAR)の計測ができなかったことに起因すると考えられている。

探査機の状況は正常で、現在「はやぶさ2」はリュウグウから約20kmの位置(ホームポジション)に戻っている。運用チームでは今後LIDARの設定値の見直しを含め、降下手順の修正検討を行う予定だ。

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