銀座でアラスカの夜空をリアルタイム体験

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東京・銀座で古賀祐三さんの作品展「Beyond the sky -時とデータが紡ぐオーロラ-」が開催中だ。アラスカからの生中継映像でリアルタイムのオーロラ映像を楽しめるほか、中継機材や制御システムといった技術的内容も展示されている。2月1日まで。

【2018年1月23日 Sony Imaging Gallery

古賀祐三さんが主宰するプロジェクト「Live!Airora」では2006年から11年にわたり、米・アラスカの専用観測所に設置したライブカメラで24時間365日の空の様子を生中継している。オーロラの生中継はインターネットで自由に視聴できるほか、プラネタリウムでのフルドーム投影やイベントなど多くの場面で楽しまれてきた。また、長期にわたる膨大なデータはオーロラのメカニズムや太陽活動といった科学的な面においても貴重な情報を提供している。

作品展「Beyond the sky -時とデータが紡ぐオーロラ-」では、超広角や全天カメラからのオーロラの生中継が上映されているほか、これまでの観測による写真や、膨大な観測データを用いた新たなオーロラの表現、自然とテクノロジーの融合をテーマにした映像作品なども展示されている。映像展、写真展ではなく「作品展」となっているのは、機材や制御システムなどを含めてLive!Auroraが作り上げてきた世界や古賀さんの情熱も含まれた展示となっているためだ。リアルタイムのオーロラ映像だけでなく、技術やプロジェクトの歴史も堪能してみたい。

《作品展「Beyond the sky -時とデータが紡ぐオーロラ-」》

■ 日時:
2018年2月1日(木)まで開催中 11:00~19:00
■ 場所:
ソニーイメージングギャラリー 銀座(銀座プレイス6階)

■ 入場無料

■ 1月27日(土)にギャラリートーク開催(15:00~/17:30~)

オーロラ画像のモザイクで作られたオーロラのパネル
「ライブ観測11年、200万枚の写真で紡いだオーロラ」。約200万枚の撮影データから、コンピューターで選んだ1万8000枚を用いてモザイク合成し、2013年3月14日の観測画像を再現している。1万8000枚すべて違う画像で再現しているところも必見だ。画像クリックで一部を拡大表示(提供:Live!Aurora)

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