10月3日「鹿島34mパラボラアンテナ運用終了記念式典」開催
【2020年9月18日 星ナビ編集部】
お知らせ:星ナビ編集部
国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)鹿島宇宙技術センターにある34mアンテナは、超長基線電波干渉法(VLBI)を使って測る「西太平洋電波干渉系プロジェクト」の中心施設として1988年に設置・運用され、その後30年以上にわたり宇宙からの電波を利用した時間・空間に関する分野で多くの研究成果をあげてきた。
しかし、老朽化とプロジェクト終了に伴い、アンテナは2020年度中の解体が予定されていた。そんな中、2019年9月に台風の被害を受け、以降の台風による新たな被害を防ぐため、現在は鏡面パネルを外す処理がなされている。
解体工事を前に、本アンテナによる成果を振り返る記念式典・記念講演会が開催される。当初は2020年4月25日に行われる予定だったが、新型コロナウイルス感染症拡大を受けて開催が延期されていた。
10月3日(土)13時~15時の式典と講演会の様子は、YouTubeでネット配信される。「鹿島34mパラボラアンテナと時空計測の成果」「宇宙測地学:その始まりと最先端」「鹿島宇宙技術センターと衛星通信」の3つの記念講演が予定されており、質問フォームから「講演者への質問」を受け付けている。
衛星・天文技術に貢献した34mアンテナの成果や昨年の台風15号による被害の状況などは「星ナビ」2020年5月号で紹介している。
記念式典・講演会の詳しい情報は記念式典・記念講演会の公式ページでご確認ください
パネルを全て外した34mアンテナ(撮影/布施哲治)
〈関連リンク〉
- 鹿島34mパラボラアンテナ運用終了記念式典・記念講演会
- 星ナビ 2020年5月号 News Watch「衛星・天文技術に大きく貢献 鹿島34mアンテナが解体」
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