火星大接近緊急対応「ステラナビゲータ10」の機能追加アップデータを公開

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天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ10」は、10.0kアップデータによって、地球に大接近している火星をさらに楽しめる機能が追加されました。太古の昔から人々を惹きつける赤い惑星、火星の大接近をシミュレーションでもお楽しみください。

【2018年7月2日 アストロアーツ

15年ぶりに火星が地球に大接近しています。その距離は約5,700万km、つまり地球から太陽までの距離の約3分の1まで近づくことになります。7月31日の最接近を前に、すでに夜半の南の空には赤い火星が明るく輝いています。

ステラナビゲータ10を使えば、何時ころにどの方向に火星が見えるか、その時に火星はどの星座に見えるか、周りの星にくらべてどれくらい明るいのか、といったことが一目瞭然です。火星を観望する前には、その出没時間などとともに火星の見え方を調べておきましょう。

この火星の接近に合わせて、ステラナビゲータ10のアップデータが公開され、惑星表面のカスタマイズ機能が加わりました。この「惑星テクスチャ」機能を使えば、ご自分で撮影した火星の画像や、NASAやESA等がインターネットで公開している画像を、ステラナビゲータ10のシミュレーション画面に表示することができます。

惑星テクスチャ機能 ステラナビゲータ10の惑星テクスチャ機能。画像クリックで表示拡大

さらに今回のアップデータでは、100年以上も前にスキアパレリやローウェルらによって描かれた火星のスケッチを、シミュレーションで見ることができます。有名な「運河」とも言われるスケッチを立体的に見るには、「お気に入り」メニューから「火星大接近2018」を選択してください。また、探査機「バイキング」や「マーズ・グローバル・サーベイヤー」が観測したデータに基づく火星面もここから見ることができます。

スキアパレリによる火星スケッチ スキアパレリによる火星スケッチをステラナビゲータ10で表示。画像クリックで表示拡大

アストロアーツでは、火星大接近を記念した特別パッケージ、ステラナビゲータ10「火星大接近2018特別版」を発売しました。ステラナビゲータ10とアップデータ、さらに「火星観測ハンドブック」等のPDFや火星の画像もセットにして8,000円(税込)というお得なパッケージです。アストロアーツオンラインショップ、または全国の望遠鏡販売店でお求めください。

10.0kアップデータで追加された新機能の紹介動画

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