星座八十八夜 #82 授業で使った文房具「コンパス座」

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「コンパス」といっても方位磁石ではなく、円を描くための道具のコンパスです。沖縄では6月中旬の22時ごろに南中しますが、半分は地平線の下で見えません。

【2024年4月26日 アストロアーツ

星座八十八夜

「スマホで楽しむ星空入門」より抜粋)

見どころ

〈コンパス座〉は2つの4等星と、1つの3等星が細長い三角に並んだ小さな星座で、その形はたしかに足を少し開いたコンパスのように見えます。このコンパスはもともと、地図や航海図を描くときに使っていた道具です。円を描くだけでなく、地図の上で距離を正確に測るときにも役立ちました。

〈コンパス座〉は東京からではまったく見えず、沖縄でも夏の夜空の南の地平線で、半分程度しか見えません。南の地平線上に〈ケンタウルス座〉の前足の星、リギルケンタウルス(トリマン)とハダルをさがして、その左側で細長い三角形をさがしてみてください。星座全体が、天の川の明るい部分の中に入っています。

コンパス座
左から〈さいだん座〉〈じょうぎ座〉〈コンパス座〉〈みなみじゅうじ座〉

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