「ステライメージ9」9.0nアップデータ公開 高解像度画像向けにマルチバンド・シャープ機能を強化

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天体画像処理ソフトウェア「ステライメージ9」をアップデートする「9.0nアップデータ」を公開しました。マルチバンド・シャープおよびシャープ機能のアンシャープマスクの強さ上限が大幅に引き上げられ、高解像度画像のシャープネスを大幅に強化しました。

【2023年8月17日 アストロアーツ

「ステライメージ9」9.0nアップデータでは、詳細編集モードの「マルチバンド・シャープ」および「シャープ」機能の「アンシャープマスク」の設定可能な強さの上限が、従来の「10」から最大「20000」(スピンボタン、直接入力時)に引き上げられました。この改良により、昨今の高解像度画像でも顕著なシャープネス効果が得られます。さらに「スマート・マルチバンドシャープ」機能も改良され、「半径」の設定に応じて「強さ」の影響を効果的に調整することが可能となりました。

その他、「レベル調整」で「ピークを表示」を有効にした際にヒストグラムの両端に表示範囲外の画素値が含まれる問題など累積の不具合対策も行っています。

修正内容やインストール方法等、詳しくはステライメージ9「アップデータ」ページをご参照ください。

「マルチバンド・シャープ」の適用例
改良された「マルチバンド・シャープ」の適用例。多数枚スタックによってシーイングによる揺らぎが平均化された画像(左)を処理することで、海の中の小さなしわや谷、小さなクレーターを描出させることができる(処理例提供:山野泰照さん。画像クリックで表示拡大)


9月5日発売「星ナビ」10月号で解説

今回の「マルチバンド・シャープ」の改良にあたっては、天体写真家で、写真技術研究家でもある山野泰照さんにアドバイスをいただきました。山野さんは現在「星ナビ」で「デジタルカメラで高精細な月を撮る」を連載中で、2023年10月号(9月5日発売)では「ステライメージ9」の「マルチバンド・シャープ」による月面写真の処理方法を解説していただく予定です。

星ナビ記事
「星ナビ」2023年7月号から連載が始まった山野泰照さんによる「デジタルカメラで高精細な月を撮る」記事の初回記事


ステライメージ9について

高品質な仕上げに欠かせないベイヤー配列でのダーク・フラット補正や独自のRAW現像など、多数枚のコンポジットに必要な一連の流れを自動化。処理後の画像調整も簡単に行えるソフトウェアです。星雲・星団や惑星などにそれぞれ最適なフィルタや、天体の動きをコンポジットに反映する「自動メトカーフコンポジット」など、天体画像に特化した様々な機能を搭載しています。詳しくは製品ページをご参照ください。

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