まだまだ見ごろのラヴジョイ彗星

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昨年末から双眼鏡で見える明るさになっているラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)が、1月中は4等台でまだまだ見ごろだ。1月20日の新月前後や明るい天体との接近など見つけやすい機会をチェックして、ぜひ実際に見てみよう。

【2015年1月15日 アストロアーツ

1月11日のラヴジョイ彗星
1月11日のラヴジョイ彗星。クリックで投稿ギャラリーのページへ(撮影:大熊正美)

オーストラリアのテリー・ラヴジョイさんが2014年8月に発見したラヴジョイ彗星(C/2014 Q2)が、昨年末から見ごろとなっており、今年に入ってついに4等台に達した。空が暗いところでは肉眼で、明るいところでも双眼鏡があればすぐに見つけることができる。

ラブジョイ彗星は1月7日に地球に最接近し、現在は地球から離れるにつれてじょじょに暗くなっているが、1月30日に近日点を通過(太陽に最接近)してからしばらくの間は見ごろが続く。特に、新月となる1月20日前後が観望のチャンスだ。

太陽系視点で見るラブジョイ彗星の軌道
惑星の軌道面を南から北へ抜けるように移動し、1月30日に近日点を通過する。クリックで拡大(「ステラナビゲータ」で作成)

双眼鏡で見ると、彗星の姿は丸くぼんやりしている。空が暗ければ、双眼鏡で淡い尾も見えるかもしれない。

彗星を探すには、星図を参照して明るい天体を目印にたどると見つけやすい。これからの主な接近は以下の通りだ(かっこ内は彗星の予想等級)。

  • 1月18日ごろ プレアデス星団とやや離れて並ぶ(4)
  • 2月1日ごろ ペルセウス座の散開星団M34と並ぶ(5)
  • 2月5日ごろ アンドロメダ座の2等星アルマクと大接近(5)
  • 2月20日ごろ ペルセウス座の惑星状星雲M76と大接近(6)

星図(地平座標)
夜空での見え方。彗星の明るさや尾は、わかりやすいように大げさに表現している。クリックで拡大


〈モバイルアプリやステラナビゲータを活用しよう〉

iOS用星座早見アプリ「iステラ」、Android用「スマートステラ」では、日時を設定してラヴジョイ彗星の見える位置を表示できる。また、端末の電子コンパスと連動して、実際の空の中で彗星が見える方向を矢印でナビゲーションするので、彗星を手軽に探すことができる。

iOS用アプリ「iステラ」でラヴジョイ彗星の位置を表示
iOS用アプリ「iステラ」でラヴジョイ彗星の位置を表示。クリックで製品ページへ

Windows用天文ソフトウェア「ステラナビゲータ」では、天体同士の接近のようすをシミュレーションできるほか、写野枠を表示して撮影の計画を立てたり、彗星の情報画面で日々投稿される画像を参照したりすることもできる。

〈撮影してみよう〉

彗星を撮影すると緑色の姿に写り、連続撮影では尾が刻一刻と変化するようすもとらえることができる。この機会に、日周運動を追いかけて手軽に彗星を撮影できるポータブル・コンパクト赤道儀を手に入れてみてはいかがだろう。

ポータブル・コンパクト赤道儀で気軽にラヴジョイ彗星を撮影
ポータブル・コンパクト赤道儀で気軽にラヴジョイ彗星を撮影しよう。クリックでオンラインショップへ(価格等は記事掲載当時のもの)