「ステラナビゲータ11」11.0eアップデータ公開、望遠鏡の無線制御対応、不具合修正など

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天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ11」の11.0eアップデータを公開しました。「GearBox」を使った望遠鏡の無線制御対応のほか、より安定してお使いいただくための多くの修正・改良が加えられています。

【2020年7月21日 アストロアーツ

11.0eアップデータでは、無線制御デバイス「GearBox(ギアボックス)」(別売)を使った望遠鏡制御に対応しました。接続ケーブルの引き回しが不要になり、制御の自由度がアップします。さらに、64bit OSでの「スーパーマップル・デジタル」対応や印刷の不具合など、ユーザーの皆様よりご報告いただいた件を修正しました。

※ステラショット2で「GearBox」をお使いの方は、ステラナビゲータ11でもご利用になれます。

〈主な更新内容〉

□ 機能追加・改善

  • 「GearBox」を使った望遠鏡の無線制御に対応(対応機種は製品情報ページ内「動作環境・仕様」でご確認ください)
  • 天体の座標を時または度の小数に切り替える機能を追加
  • 【64bit OS】「スーパーマップル・デジタル」を使った場所設定に対応

□ 不具合修正

  • 日時を2020年以降に設定すると、2~3秒ほどずれた時刻で天体位置が計算される
  • ステラパネルに「アストロガイド星空年鑑2020」の現象が表示されない
  • 一部の恒星の固有名が表示されない
  • 惑星の表示倍率を2以上に設定すると、流星が表示されない
  • 星図の初期化で人工衛星の表示をオフにできない
  • 検索バーから彗星を認識符号で検索できない
  • 【32bit OS】精細星図モードで印刷できないことがある
  • 「彗星」または「小惑星」ダイアログで操作によって彗星、小惑星の軌道要素を編集できない
  • 「今日のデータ」の印刷、コピー、保存で、アプリケーションエラーが起きる
  • NMEA-0813対応のGPS受信機で、ロールオーバー後に正しい日付が取得できない

さらに詳しい内容は、アップデータページに掲載の「リリースノート」をご覧ください。

ネオワイズ彗星をGearBoxで望遠鏡導入
肉眼彗星となったネオワイズ彗星をGearBoxで望遠鏡導入する例。天体をクリックすると座標などの情報に加えて、アストロアーツ「天体写真」ギャラリーのサムネイルを表示。画像クリックで表示拡大


ステラナビゲータについて

「ステラナビゲータ11」は、今夜の星空や星座、惑星の様子はもちろん、過去から未来までの20万年間に起こるあらゆる天文現象をリアルに再現できる、Windows用天文シミュレーションソフトウェアです。

星空のシミュレーションだけでなく、四季の星座や神話を紹介するプラネタリウム番組、おすすめの天文現象の情報をインターネットから取得してお知らせする機能、天体望遠鏡のコントロールなど、天文・宇宙を楽しむための多彩な機能が搭載されています。

最新の「ステラナビゲータ11」では、従来の「星図」画面に加え、新たに「ステラパネル」を搭載。ステラパネルからはステラナビゲータに搭載している様々な機能や、当日のおすすめ天体、近日中の天文現象、活用ガイド、番組などにすばやくアクセスできます。

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