創業70年!ビクセンが八ヶ岳で記念イベント

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埼玉県所沢市に本社を構える株式会社ビクセンが、10月1日に創業70周年を迎え、その記念イベントが八ヶ岳で開催された。

【2019年10月25日 星ナビ編集部

取材・報告:北山輝泰

ビクセンは、天体望遠鏡だけでなく、赤道儀や各種アクセサリーのほか、双眼鏡や単眼鏡、フィールドスコープからルーペ、顕微鏡、日食グラスまで幅広い光学機器を製造・販売する総合光学機器メーカーだ。同社は光学機器の卸販売の商社として1949年にスタートし、1966年からは天体望遠鏡の製造および販売を開始。中でも、天体望遠鏡用赤道儀として長年蓄積されたノウハウを継承したSXシリーズや、赤道儀の制御用として初の大型のカラー液晶を搭載したSTAR BOOKコントローラーを発売するなど、革新的な機材を多数販売している。

このたび創業70年を記念して、同社の会員向けイベント「トナかい Star Party 2019」が、長野県南牧村にある八ヶ岳グレイスホテルにて、10月19日、20日の一泊二日で開催された。台風19号の影響で、参加予定者のうち約半数がキャンセルとなってしまったが、同社のスタッフの頑張りもあり、時折雨が降る天候の中でも思い出に残るイベントとなった。

オープニング
参加したファンと一緒に、ビクセンの歩みを振り返るオープニング

会場では、70周年記念として製作されるR200SS鏡筒の限定カラーモデルの先行受付や、CP+2019で発表されたポータブル赤道儀の新型「ポラリエU」に関するトークショーなども開催された。プレゼント大会では、アストロアーツをはじめとする協賛各社からの豪華景品が用意され盛り上がった。

ビクセン宙ガール
70周年記念ロゴと、ビクセンの「宙ガール」たち。右は70周年記念・R200SS鏡筒 限定レッドカラーモデル

メーカーとしてだけでなく、様々なイベントの運営やプロデュースにも力を注ぐビクセン。次はどんな「宇宙の楽しみ方」を提案してくれるだろうか。なお、同社の70年の歩みについては、11月5日発売の月刊「星ナビ」12月号にて詳しく紹介する。

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