板垣さん、こじし座の銀河に超新星を発見、140個目

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山形県の板垣公一さんが1月9日、こじし座の銀河に超新星2019npを発見した。板垣さんの超新星発見は通算140個目。

【2019年1月11日 Transient Name Server

山形県の板垣公一さんが1月9日15時58分ごろ(世界時。日本時では10日0時58分ごろ)、こじし座の銀河NGC 3254に17.8等の超新星候補天体を発見した。天体の位置は以下のとおり。

赤経  10h29m21.960s
赤緯 +29°30′38.40″(2000年分点)

こじし座の超新星
こじし座の超新星の発見画像(撮影:板垣さん)

NGC 3254周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星
NGC 3254周辺の星図と、DSS画像に表示した超新星。画像クリックで星図拡大(「ステラナビゲータ」で星図作成。DSS画像の版権について

2019npの符号が付けられた後、米・ハワイのハレアカラ天文台および中国・雲南天文台の麗江観測所で行われた分光観測により、爆発から間もない極大前のIa型超新星らしいことが確認された。

板垣さんの超新星発見は昨年11月以来で通算140個目(独立発見を含む)となる。また、2003年から17年連続の超新星発見(1月中の発見は2014年から6年連続)ともなる。

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