大きく鮮明に見えるようになってきたベンヌ

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小惑星「ベンヌ」への旅を続けてきた探査機「オシリス・レックス」のカメラに、ベンヌの姿が大きく鮮明にとらえられるようになってきた。探査機の到着は12月初めの予定だ。

【2018年11月8日 NASA(1)(2)(3)

2016年9月に打ち上げられたNASAの探査機「オシリス・レックス」(オサイレス・レックス)は、これまでに19億kmの飛行を順調に進め、目標の小惑星「ベンヌ」に迫ってきている。11月7日時点で、オシリス・レックスとベンヌとの距離は約186kmまで縮まっている。到着は12月初めの予定だ。

このたび公開された動画のうちの一つは、オシリス・レックスが10月中旬から下旬にかけて撮影した16枚の画像から作成されたものだ。今年8月17日に初めてとらえられたベンヌは小さな点にしか写っていなかったが(参照:「オシリス・レックスがベンヌを初撮影」)、ベンヌの姿が徐々に鮮明かつ大きく見えるようになり、ベンヌの形状や表面の様子がよくわかるようになってきた。

10月に撮影された画像から作成された動画
10月に撮影された画像から作成された動画。一番小さい(遠い)ものは約4万4000kmから、一番大きい(近い)ものは約320kmから撮影(提供:NASA/Goddard/University of Arizona、以下同)

また、11月2日に約197kmの距離から撮影された画像を使って作られた、ベンヌの自転(約4時間11分で1回転)の動画も公開されている。

ベンヌの自転の動画
ベンヌの自転の動画

赤道付近が膨らんだベンヌの形状や表面の様子は、「はやぶさ2」が探査中の小惑星「リュウグウ」とよく似たイメージで、さながらリュウグウの小型版がベンヌといった印象だ。なぜ同じような形状になるのか、異なるところは何かといった点も、今後の探査で明らかにされていくだろう。