2018年9月 ジャコビニ・チンナー彗星が7等前後

このエントリーをはてなブックマークに追加
8月下旬から9月下旬ごろまで、ジャコビニ・チンナー彗星(21P)が7等前後まで明るくなると予想されている。冬の星座の天の川を南下し多数の星雲・星団とランデブーするので楽しみだ。

星図

8月下旬から9月下旬ごろまで、ジャコビニ・チンナー彗星(21P)が7等前後まで明るくなって見えると予想されている。

未明から明け方に東の空に見え、ぎょしゃ座からふたご座の足元、冬の大三角へと南下していく。双眼鏡や天体望遠鏡で探してみよう。9月8日ごろから23日ごろまでは月明かりの影響が小さく、とくに見やすいだろう。

天体とのランデブーは、3日にぎょしゃ座のカペラと大接近、10日前後にぎょしゃ座の散開星団M36、37、38と接近(とくに11日にはM37と大接近)、16日ごろにふたご座の散開星団M35と大接近、27日ごろにいっかくじゅう座のばら星雲と接近、などが起こる。ぜひ撮影にもチャレンジしてみよう。

ジャコビニ・チンナー彗星は1900年12月にジャコビニ、1913年10月にチンナーが発見した、公転周期約6.5年の周期彗星。10月上旬に活動がピークとなる10月りゅう座流星群の母天体である。

8月中旬から10月中旬ごろの見え方
8月中旬から10月中旬ごろの見え方(場所の設定は東京)。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。画像クリックで表示拡大

赤道座標の星図
赤道座標の星図。日付横の括弧内は予想等級。彗星は模式的に表現している。画像クリックで表示拡大

※予想等級は8月9日時点のものです。COBSの観測データや吉田誠一さんのウェブページの情報などに基づいて計算しており、随時修正する可能性があります。