宇宙ステーション補給機「プログレス」、無事再開

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【2011年10月31日 JAXANASA

30日、ロシアの宇宙ステーション補給機「プログレス」45号機がカザフスタンより打ち上げられた。8月に打ち上げに失敗していたが、無事の再開となった。


プログレス(45P)を積んだソユーズUロケット

プログレス(45P)打ち上げの様子(提供:JAXA/NASA)

10月30日午後4時11分(現地時間。日本時間同日午後7時11分)、国際宇宙ステーション(ISS)に物資を補給するロシアのプログレス(45P)が、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地から打ち上げられた。数分後には正常に軌道に乗り、11月2日のISSとのドッキングに向け飛行中だ。

今回の打ち上げは、8月24日の同補給機(44P)の打ち上げ失敗以来初となる。プログレスを打ち上げるソユーズロケットは、ISS滞在員が乗る宇宙船を打ち上げるものとは違う型とはいえ、不具合が特定された部分が共通設計ということもあり、ISS滞在計画への影響が懸念されていた。だが今回の45Pの打ち上げ成功で、有人船再開への条件が整ったといえそうだ。

ソユーズ宇宙船の打ち上げ再開は11月13日に予定されている。今年6月10日からISSに滞在中の古川聡宇宙飛行士は、この再開便で到着するクルーと入れ替わりに同船に乗りこみ、11月22日に地上に帰還する予定となっている。

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