ISS第1次滞在クルー、ソユーズを移動 プログレス補給船打ち上げ

【2001年2月27日】

国際宇宙ステーション (ISS) に滞在中の第1次滞在クルー3名 (指揮官のビル・シェパード飛行士、ソユーズ船長のユーリ・ギドゼンコ飛行士、フライトエンジニアのセルゲイ・クリカレフ飛行士) は2月24日、彼らが地上からISSに来る際に用いたソユーズ宇宙船に乗り組み、ソユーズを「ズベズダ」モジュールのドッキングポートから「ザーリャ」モジュールのドッキングポートに移動する短いフライトにのぞんだ。

ソユーズはアメリカ中部標準時間2月24日午前04時06分 (日本時間午後07時06分) に「ズベズダ」を離れ、アメリカ中部標準時間午前04時37分 (日本時間午後07時37分) に「ザーリャ」にドッキングした。この移動は、無人補給船「プログレスM-44」のためにドッキングポートを空けるためのもの。第1次滞在クルーは2000年11月初めからISSに滞在しているが、短期間とはいえISSを離れたのは今回が初めて。

「プログレスM-44」は、世界時2月26日午前08時09分 (日本時間午後05時09分) にカザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、現在ISSに向かっている。アメリカ東部標準時間28日午前04時48分 (日本時間午後06時48分) ごろISSに自動ドッキングする予定。ドッキングのようすは、NASA TVによりライブ中継される予定。このプログレスには、第2次滞在クルー3名 (3月下旬に第1次滞在クルーと交代予定) のための補給品が満載されている。

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