大西さんが国際宇宙ステーションから帰還

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10月30日、大西卓哉さんたち3人の宇宙飛行士を乗せたソユーズ宇宙船がカザフスタン共和国に無事着陸し、大西さんは約4か月の長期宇宙滞在から帰還した。

【2016年10月31日 JAXA

今年7月7日、七夕の日に宇宙へ飛び立ち国際宇宙ステーションに長期滞在してきた大西卓哉さんたち3人の宇宙飛行士が、115日間の滞在を終えて10月30日に地球に帰還した。大西さんたちを乗せたソユーズ宇宙船は13時ごろ(日本時間)にカザフスタン共和国に着陸した。

帰還した3人のクルー
(左から)帰還したキャスリーン・ルビンズ、アナトーリ・イヴァニシン、大西卓哉宇宙飛行士(提供:JAXA/NASA/Bill Ingalls、以下同)

着陸後、大西さんたちは健康状態の検査を受けて問題ないことが確認され、その後は空港へ移動して帰還のセレモニーに参加した。

帰還した大西さん
帰還した大西さん

大西さんは4か月間の滞在中、「きぼう」日本実験棟で様々な科学実験を行ったりシステム運用を行ったりしてきた。これまでに日本が積み重ねた技術と環境を継承し、世界初となる「微小重力環境下と人工重力環境下の双方でのマウス同時飼育」と「マウス全数の生存帰還」の技術を確立している。また、「きぼう」のみが有するエアロックとロボットアームを用いた超小型衛星放出など、ミッション実施機会の拡大を可能とした(理事長談話より)。今月24日には「シグナス」宇宙船のキャプチャも担当した。

《大西宇宙飛行士のコメント》

地球は空気がおいしいです。4か月間、充実した時間を過ごすことができました。皆さんの応援、本当にありがとうございます。成果を早く皆さんにお伝えしたい。油井さんが来てくれて心強くて安心しています。

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