被害を受けたウクライナの天文台で募金受付中

このエントリーをはてなブックマークに追加
2022年2月に始まった戦争により、ウクライナの天文施設も大きな被害を受けている。日本で避難生活を送るオレナ・ゼムリヤチェンコさんは、日本のプラネタリウムで投影を行う傍ら、故郷の復興支援を呼びかけている。

【2023年8月8日 星ナビ編集部

ロシアの侵攻による混乱が続くウクライナ。東部の都市ハルキウのプラネタリウムで働いていたオレナ・ゼムリヤチェンコさんは、2022年4月に日本へ避難してきた。日本でもプラネタリウムや天文に関わる仕事がしたいというオレナさんの希望を受けて、日本プラネタリウム協議会(JPA)の協力のもと、2023年から全国各地のプラネタリウムでオレナさんが故郷の星空を紹介する特別投影やイベントが開催されている。

ふるさとハルキウの星
東京のコスモプラネタリウム渋谷で行われたウクライナ語・日本語バイリンガル投影「ふるさとハルキウの星」のリハーサルにて、オレナ・ゼムリヤチェンコさん(左)と、コスモプラネタリウム渋谷の西香織さん(右)(撮影/星ナビ編集部)

星ナビでもオレナさん執筆のシリーズ「ウクライナの星あかり」が掲載されている。2023年8月号の第1回ではウクライナのおもなプラネタリウム施設の紹介と、それぞれの戦時下での被害や稼働状況を紹介。2023年9月号の第2回では、日本ではあまり知られていないウクライナの宇宙産業史と天文学について語っていただいた。なお、10月号ではウクライナのアマチュア天文家の活躍を紹介予定だ。

ウクライナには、国立科学アカデミー中央天文台、クリミア天体物理観測所、ミコライウ天文台、オデーサ天文台、ハルキウ天文台という5つの主要な天文台がある。9月号で詳しく紹介しているが、天文台や天体観測所も戦争により甚大な被害が出ており、それらの施設では復旧を目指して広く募金を受け付けている。下記サイトで募金先の情報を知ることができるので、ぜひアクセスしてほしい。

《募金の詳細(英語説明あり)》

■ ハルキウ天文台 チュグイフ観測所(ハルキウ国立大学天文学研究所):
■ UTR-2電波天文台(IRA NASU):

破壊された天文台
占領軍により破壊されたハルキウ天文台チュグイフ観測所(左)と、UTR-2電波天文台本館(右)

関連商品

オリジナル版の「星座早見工作セット」の受託製作を承ります。希望の方に見本とご案内をお送りします。

〈関連リンク〉

関連記事