「偉大な一歩」から半世紀 「星ナビ」7月号付録でアポロ計画を追体験
【2019年6月11日 星ナビ編集部】
1969年7月21日(日本時間)、アポロ11号のアームストロング船長が月に降り立ちました。あれから50年。多くの人はそのことを歴史のひとコマとして理解するようになってきています。しかし「アポロ計画」は人類が行ったプロジェクトの中でも特筆に値するものでした。
「星ナビ」7月号は、アポロ11号月面着陸50年記念企画としてB5判カラー48ページの別冊「アポロ計画全記録 偉大な一歩から半世紀」が付録しています。米ソの対立から始まった宇宙開発競争は、NASAの発足を促しケネディ大統領の有名な演説へとつながります。マーキュリー計画、ジェミニ計画を経て初の月面着陸までの「挑戦」、そしてその後行われた「探査」としての側面まで、人類が半世紀前、何を成し遂げたのかを詳細にまとめました。人が月に行き、安全に帰ってくるためには、ひとつひとつ技術を積み重ねていく必要があったことを改めて知ることができます。
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折しもいま、再び人類は月を目指そうとしています。アポロ計画を振り返ることは、人類が次の時代、何を目指すべきなのかを知る手がかりになるはずです。「アポロショック」を体験した人、まだ生まれていなかった人やこれから再び月を目指す世代、すべての人に贈る保存版の一冊です。
別冊「アポロ計画全記録」目次
- プロローグ「偉大なる一歩」から半世紀
- アポロ前史 米ソの宇宙競争
- アメリカの有人飛行
- アポロ準備 月に届くロケット
- 無人探査機の活躍
- アポロ1-7号 犠牲を乗り越え初飛行
- アポロ計画 月に行く宇宙船
- アポロ8号 初めて月を周回
- アポロ9号 地球軌道上で試験
- アポロ10号 月軌道上で最終試験
- アポロ11号 偉大なる一歩
- アポロ12号 冒険から探査に
- アポロ13号 最も成功した失敗
- アポロ14号 科学的月探査の重視
- アポロ15号 初めて月面車を投入
- アポロ16号 地質調査の充実
- アポロ17号 最後のアポロ
- アポロ全史 一歩一歩着実に進む
目次で目をひくのは、アポロ17号でサンプルの採取が行われた巨大な岩塊。この17号を最後に、人類は月面に降り立っていない
世界中に中継されたアポロ11号の着陸と「偉大な一歩」。当時のタイムスケジュールをアメリカ東部時間と日本時間で追いかける
アポロ16号では地質調査の充実が図られた。クレーターの縁に立つデューク宇宙飛行士の様子は、アポロ計画を代表する有名な写真の一つ
巻末には、各ミッションの実施年月日や搭乗した宇宙飛行士の名前、概要などが一覧できるデータを掲載
なお、「星ナビ」では8月号(7月5日発売)でも引き続き「アポロ計画と月の科学(仮)」「月を近づけた2人の地質学者(仮)」を特集予定で、「月面図&アポロポスター(B2判両面)」が付録となります。
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