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金井三男金井三男さんによる書評

星ナビ星ナビ「月刊ほんナビ」に掲載の書評(原智子さん他)

編集部オンラインニュース編集部による書評

宇宙を見た人たち 現代天文学入門

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宇宙を見た人たち 現代天文学入門
 

  • 二間瀬敏史 著
  • 海鳴社
  • 18.8×13cm、270ページ
  • ISBN 978-4875253358
  • 価格 1944円

3名の日本人を含めて20世紀に活躍した著名35名の天文学者と天体観測家の伝記集。一言で「よく調べてある本」である。評者は最近、天文学者たちがなぜその道、まさしく正常な社会人なら易々と踏み込まなかった(だってそうでしょう! 昔はもうけ口がなかったから霞を食らって生きる仙人の道と称された)天文道に踏み込んだ、というより迷い込んだのはなぜだろうということに、物凄く関心を抱いており、近いうちにこだわり天文夜話でご案内したいと考えている。そんな昨今、本書の出版。

カリフォルニア大学の天体物理学教授グレッグ・ラフリンは、8歳の頃、小口径望遠鏡で初めて欠けている金星を見て天文学に興味を持ったとか、シャルル・メシエを天文に導いたのは1748年の皆既日食であるだとか、カリフォルニア工科大学のオランダ人天文学者マーテン・シュミットは、1941年(12歳)の夏に、叔父の家の小望遠鏡で天体を見せてもらった時に天体への関心が湧き、トイレットペーパーの芯に、くずの山から拾い出した拡大鏡のレンズをつけた望遠鏡で星を見た他を、評者作成の雑学天文大百科天文学者編の「天文学にはまった理由」ページにアップしている。その作成に、本書はもちろん大いに役立ったのだ。天文ファンである皆さんは、どなたも必ず星空を見上げた最初時の、忘れ得ぬ思い出をお持ちでしょう? 本書はまさしくその記録集なのだ!

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