見えてきた冥王星表面の明暗、極冠の存在の可能性も

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NASAの探査機「ニューホライズンズ」の最新画像から、冥王星の領域の明暗が見えてきた。極冠と思われる領域もとらえられており、2か月半後に迫った最接近がますます楽しみになってきた。

【2015年4月30日 NASANew Horizons

公開された動画は「ニューホライズンズ」に搭載されている撮像装置「LORRI」が4月12日から18日にかけて取得したデータから作られたものだ。画像には衛星「カロン」もとらえられているが、露出時間が10分の1秒と短かったため他の4つの衛星は写っていない。撮影開始から終了までの間に、探査機から冥王星までの距離は1億1100万kmから1億400万kmまで縮まっている。

LORRIの画像から作成された冥王星とカロンをとらえた動画
LORRIの画像から作成された冥王星とカロンをとらえた動画。(右下)冥王星の3倍ズーム動画。クリックで拡大(提供:NASA/Johns Hopkins University Applied Physics Laboratory/Southwest Research Institute)

部分的に明るかったり暗かったりする表面の特徴が見えるほか、極冠かもしれない明るい領域が片方の極域に見えている。「冥王星に近づくにつれて、極付近の明るい領域など好奇心をそそる特徴が見られるようになってきました。謎めいた天体を理解するための科学的冒険が始まります」(NASAのサイエンス・ミッション理事会のJohn Grunsfeldさん)

1930年の発見以来、地球から50億km以上も離れた冥王星は謎に包まれたままだった。ニューホライズンズの画像によって、自転しながらはっきり明るさを変化させる冥王星の表面のようすがわかったのだ。ニューホライズンズが冥王星へと最接近する7月半ばに向かって、画像はさらに劇的に面白いものになっていくだろう。

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