NASA設立から60年

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「平成」終了まで約半年。日本でも一時代の区切りを迎えようとしている今年、天文学・宇宙開発をリードする組織の一つ「NASA」が10月1日に設立60周年を迎えた。

【2018年10月11日 星ナビ編集部

1958年10月1日、今からちょうど60年前、アメリカとソ連の熾烈な宇宙開発競争のただ中でNASA(アメリカ航空宇宙局;National Aeronautics and Space Administration)は設立された。ソ連のスプートニク計画やガガーリンによる人類初の有人宇宙飛行に対抗するべく、莫大な予算を投じてエクスプローラー1号、マーキュリーセブン、ジェミニ計画、サターンロケット…と猛スピードで技術開発が進められた。そしてついにアポロ計画で人類初の月面着陸を成功させる。

月面の星条旗
月面の星条旗(提供:NASA)

冷戦終結後も、惑星探査や宇宙望遠鏡の打ち上げのほか、国際宇宙ステーションの建設やスペースシャトルの運用まで、NASAは世界の宇宙開発を牽引し続けてきた。天文学の新しい発見や宇宙飛行士の活躍など、私たちは日々その成果を目にしている。

来年2019年は、1969年7月20日のアポロ11号月面着陸から50年という節目を迎える。アポロ計画そのものは、アポロ11号以降1972年まで継続されたため、NASAでは2019年から2022年を「人類を月面へ送り続けて50周年」とし、設立60周年とともにアニバーサリー期間と位置づけ、様々なイベントを実施する予定だ。

星ナビ11月号では、「走り続けるスペース・フロントランナー NASA60年」と題して、12ページにわたって60年の歩みを紹介している。「人類、月に立つ」「太陽系大航海」「スペースシャトル」「国際宇宙ステーション」「スペース・テレスコープ」の5つのテーマでNASAのプロジェクトを総括。主な年表も入った保存版でお届けしている。

星ナビ11月号誌面
星ナビ11月号では、LLP京都虹光房の小林仁美さんがNASA60年の歴史を解説している

星ナビ2018年11月号

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