鋭い輝きを見せる冬の星々から一転、春は霞がかかった日が多く、暖かな陽気と相まって穏やかな印象の星空です。

春の宵に見頃となる星座は、黄道十二星座では〈かに座〉に始まって、〈しし座〉〈おとめ座〉〈てんびん座〉と続き、黄道の北側には〈うしかい座〉や〈かみのけ座〉〈りょうけん座〉〈こじし座〉、黄道の南側には〈からす座〉〈コップ座〉〈ろくぶんぎ座〉〈ポンプ座〉などがあります。地平線近くの低い空に長く横たわっている〈うみへび座〉も忘れてはいけません。また、北天の領域の星座のうち、〈おおぐま座〉や〈こぐま座〉が春の星座とされています。

春の星座の目印は、その〈おおぐま座〉のシッポを形作る北斗七星から、〈うしかい座〉〈おとめ座〉〈からす座〉へと続く、春の大曲線です。

春の星座の一覧

※各星座のアイコンや名称から記事にリンクしています。

春の宵空の百獣の王ライオンしし座

ライオンによりそう小ライオンこじし座

目立たず運の悪い、わき役の星座かに座

もっとも長～い星座うみへび座

ウソつきの罰を受けた白いカラスからす座

星座になった天体観測機器ろくぶんぎ座

オリンポスの乾杯のさかずきコップ座

ラカイユの科学実験シリーズポンプ座

翼を背負った農業の女神おとめ座

北斗七星はおおぐま座のシッポおおぐま座

北極星はこぐまのシッポこぐま座

大熊を追いかけている2匹の猟犬りょうけん座

カツラではありませんかみのけ座

天をささえる古代の巨人うしかい座

善悪をはかる正義のてんびんてんびん座