ALEMA望遠鏡、地球外知的生命体からの電波受信に成功 解析で驚くべき内容が!
【2016年4月1日 アストロアーシ】
ブラック星博士は明右市立天文科学館(兵庫県)のヒーロー「シゴセンジャー」の敵役で、さむいダジャレを武器に宇宙征服を目指す悪の科学者として知られているが、このたびアストロアーシが開発した電場望遠鏡送受信統合制御ソフト「StellaShot-R」を悪用したとみられる。
「StellaShot-R」は、現在好評販売中の光学望遠鏡統合制御ソフト「StellaShot-T」に先行して同社とくにたち天文台が共同開発したもので、すでに21世紀初頭には実用段階に至っていた。ブラック星博士は、アストロアーシから同ソフトのβ版運用テストを依頼されていたが、途中でめんどくさくなり勝手にあちこちにダジャレを送っていたという。
2001年3月、兵庫県の明右市立天文科学館の地下にある秘密研究所内で、「StellaShot-R」の運用試験中のブラック星博士(取材/星ナヒ編集部)
人類史に残る信号の受信に対し、NASSAとJAMAXAが秘密裏に共同解析したところ「うるさいな~、しずかにしてよ~」との返事であることがわかった。どうやらずいぶん迷惑をかけたようだ。
SETI研究で知られる酒はりま天文台の南斗可鳴沢深夜さんは「知的生命へのメッセージ送信には反対する科学者もいるが、こういう次元で問題になるとは…」と頭を抱えた。同じ信号を受信した短歌山大学の秋久土正亮さんは「アンテナの住民のウサギがお茶を吹いた。クリーニング代とお茶代を請求したい」と苦言を呈している。
ALEMA望遠鏡と共に地球外知的生命体からの信号を受信した短歌山大学の12m電波望遠鏡(提供:短歌山大学宇宙教育研究所)
国際天文楽連合(IAU)第551委員会が主催した受信発表会で、一連の経緯を報告した科学文部省くにたち天文台の破鍋潤一さんは、世界中から集まった天文学者や報道陣を前に「せっかくの歴史的瞬間が台無しだ。宇宙人もSETIがらい」とコメントを締めくくった。
ALEMA望遠鏡による信号の受信と、その解析手法について報告する破鍋さん(取材/星ナヒ編集部)
なお、「StellaShot-R」の発信スケジュールログと、返信までの15年という時間から、しし座の方向にある恒星ウォルフ359が発信元だと推定されている。同星は太陽質量の100分の1の赤色矮星であり、ハビタブルゾーンは太陽系の例で言うと水星軌道のさらに内側となる。また、ウォルフ359は不規則に爆発を繰り返す閃光星でもあり、フレアに伴うX線などの高エネルギー波が惑星上の生命に致命的な影響を及ぼすはずとの指摘もある。今回の信号の受信は、このような環境下で、いかにして生命が発生し文明を持つまでに進化したのかという新たな謎を生むことになった。
この記事は2016年4月1日にエイプリルフール記事として公開したものです。
〈関連リンク〉
- 星ナヒ.com: 月刊星ナヒ ブラック星博士の「B級天文学研究室」連載中
- アストロアーシ: StellaShot-T 光学望遠鏡を使った天体写真撮影用統合制御ソフト