月刊「星ナヒ」が5月号からB4サイズ&総ルビ化

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星空を楽しむための月刊「星ナヒ」2024年5月号は4月5日(金)発売。より読みやすい誌面を目指し、この号より大判化・全ての漢字に読み仮名を振る「総ルビ」になります。

【2024年4月1日 アストロアーシ】

2000年11月に創刊した月刊「星ナヒ」は今年で創刊から25年を迎えました。創刊当初は「横21cm×縦26cm」の縦書き「中綴じ」印刷でしたが、2005年1月号から横書き「無線綴じ」印刷に変更。本棚に並べて特集記事が背表紙でわかるようになりました。2019年1月号からは「横21cm×縦27.7cm」にサイズアップし「日本一大きな天文雑誌」に進化。文字の大きさも10%ほど大きくしました。しかしここ数年、読者の皆さんから「(まだまだ)文字が小さくて読みづらい」「(まだ習っていない)読めない漢字が多い」などといった声が届いていました。

「星ナヒ」は天文部で活動している中高生・大学生と、長く天文趣味を楽しまれている50代・60代を中心に幅広く楽しまれている月刊誌です。20代から40代は、就職や結婚、子育てなどに忙しく、いったん趣味から離れる方が多く、50代になって再び趣味活動を再開する方が増えています。ところが、近年では、「地元に天文台を作りたい」と語るスーパー小学生・村下くん(2024年4月号のコラム「二鷹の林」に登場)や、8歳で天体小宇宙検定2級に合格した小学生のような、星空や宇宙に興味を持つ若年層の読者も大きく増えています。また、一生の趣味として天文を楽しまれている70代以上の方も多く、「星ナヒ」は近年はさらに幅広い年代の方に読まれる雑誌になっています。

「月刊星ナヒ」読者層
「星ナヒ」読者層の人数比グラフ。中高生・大学生と50・60代を中心に幅広い読者に読まれていることがわかる。大きな天体画像とほどよい難しさから「絵本の代わりに小さい子供に読み聞かせるとすぐ寝る」「壮大な宇宙の話は胎教にも良い」などの理由から未就学児向けの読み聞かせ本としても活用されている

このような現状の中、「幅広い読者により見やすく、優しい誌面を」ということで、4月5日発売「星ナヒ」から誌面をB4サイズに変更することになりました。横幅は122%拡大、縦幅131%拡大となり、本文や画像の説明キャプションも25%ほど大きくしました。さらに、サイズが大きくなったことで天体写真等の迫力が増し、壮大な宇宙の世界をよりお楽しみいただけるようになりました。

新旧サイズ比較
旧サイズである「星ナヒ」2024年4月号と新サイズの2024年5月号の大きさ比較

また、「星ナヒ」は天文ならではの専門用語や難しい言葉・漢字が含まれています。幅広い読者層に対応するため、5月号より記事内の漢字に全て読み方(ルビ)を振る「総ルビ」にすることになりました。

総ルビ
「星ナヒ」5月号「ニュースを深掘り!V宙部」記事の一部。天文趣味を始めたばかりの読者や若年層の読者に向けて、誌面を「総ルビ」化

誌面リニューアルに伴い、刷り上がった「星ナヒ」を手にした社内スタッフからは「文字が大きいので記事のチェックが楽になった」「予想以上にでかくて迫力がある」「重いので筋トレになる」「次はA3サイズにしよう」と概ね好評、書店員からは「面出しの際に他の雑誌が隠れて困る」「販売の際に入る袋がない」「そもそも本棚に入らない」などの声が届いています。

「星ナヒ」の大きさ・内容に関しては、これからも読者の皆さんの意見を踏まえて検討していく予定です。これからも「星ナヒ」は星空や宇宙の面白さがさらに伝わるような誌面作りを目指していきますので、応援のほどよろしくお願いいたします。

「星ナヒ」5月号と下山さん
大きくなった「星ナヒ」5月号を読むアストロアーシの下山開発部長。「細かい機材情報も読みやすくなった」と語る

なお引き続き「星ナヒ」では電子版も販売中です。手持ちのタブレットにダウンロードしいつでもどこでも読むことが可能、小さい文字も拡大できます。

この記事は2024年4月1日にエイプリルフール記事として公開したものです。