紫金山・アトラス彗星はどこに見える?
9月下旬~10月上旬は明け方の東の低空
10月中旬以降は夕方から宵の西の空
9月下旬から10月上旬の紫金山・アトラス彗星は、日の出前の東の空に見えます。日の出45分前の高度が10度未満と非常に低いので、見晴らしの良いところをあらかじめ探しておきましょう。
10月中旬以降は、日の入り後の西の空に移ります。日の入り60分後の高度は15日に約15度、21日には約30度とぐんぐん上がっていくので、高さの点では見やすくなります。20日ごろからは月明かりの影響がなくなるという点でも有利です(ただし、彗星そのものはどんどん暗くなっていきます)。
明るさは3等前後?
紫金山・アトラス彗星の光度は、明け方の空に見えているときには3等前後、夕空に移ってからは3等から6等へと暗くなっていく、と予想されています。尾の長さを含めてどのようになるかは不確実性が大きいので、ぜひ実際に観察して確かめましょう。肉眼では見えなくても、双眼鏡を使えば長期間にわたって追いかけることができます。また、撮影対象としてはもっと長く楽しめるでしょう。
ソフトやスマホアプリで見え方を調べる
天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ」では彗星の日々の移動の様子や明るさの予想などを調べられます。
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