森 栄二Sh2-240

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先日投稿したSh2-240を画像処理しなおしました。星を小さくすることでSh2-240をより際立つように処理しました。カラーカメラですが、フィルターフォイールを取り付けておいて、各種フィルタを取り外すことなく交換できるようにしました。WOのレデューサーはDSLRのフランジバック+アダプタの厚さである55mm前後で最適な補正量になるように設計されていますが、望遠鏡によって若干補正量を変える必要があります。この組合せでは最適な補正が得られる距離はレデューサーの端から65mm前後になりました。

#101685
2023年11月11日 23時50分0秒 露出 600秒
600秒X14枚
カリフォルニア州レイクサンアントニオ公園
望遠鏡:トミーテック BORG77ED
カメラ:ZWO ASI 2600MC PRO
オリオンシリウス赤道儀、ZWO ASI AIR PRO、ZWO ASI 120mm-S (ガイドカム)、ZWO EFW (2in X 5)、T2アダプタ
380mm
ベイヤーデーターにダーク補正、フラット補正、フラットのダーク補正を行い、ホット・ダークピクセル除去 ベイヤー展開後に加算合成して、処理。 星をマスクして取り除いた画像と元画像を組み合わせて、最終画像を得ています。撮影時のプレビュー画像では、一番明るい部分がかろうじてわかる程度で、まったく見えていませんでした。ノイズをうまく処理するには、きちんとしたダーク補正と、10-16枚以上のデーターが必要です。ダークデーターやフラットデータは、8枚のデーターからマスターデーターを作成しています。
冷却温度0度にて撮影。