火星探査車「キュリオシティ」、シャープ山のふもとに到着

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【2014年9月12日 NASA

火星探査車「キュリオシティ」が、直径154kmのクレーターの中心にある「シャープ山」のふもとにたどり着いた。これから山を登りながら地層調査を行っていく。


シャープ山のふもと周辺の景色

シャープ山のふもと周辺の景色。フル解像度画像はリリース元から。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/MSSS)

キュリオシティの今後のルート

キュリオシティの今後のルート(黄線)。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech)

NASAの火星探査車「キュリオシティ」が、長期的な目標地点であるシャープ山のふもとに到着した。直径154kmのゲール・クレーターの中央丘であるシャープ山は、およそ5kmの高さがある。キュリオシティは2012年8月に同クレーター内に着陸して以来、この山を目指して9km近く走り続けてきた。

現在キュリオシティがいるのは、山麓の地層とクレーター底部の堆積層との境界領域だ。まずふもとで、「Pahrump Hills」と呼ばれる幅約50mの露頭(地層や岩石が露出している場所)でドリルを使っての地表分析を行い、その後は地層ごとに調査を行いながら山を登っていく。

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