太陽活動の観測継続へ支援を 京大天文台が呼びかけ

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【2014年9月3日 アカデミスト京都大学附属天文台

京都大学附属天文台では、太陽フレアの仕組み解明と宇宙天気予報への応用につながる観測を継続するための寄付支援を10月下旬まで募集している。10月4日には京都市で、天文台基金のための野外コンサートも開催される。


柴田一成さん(京都大学大学院理学研究科附属天文台)

オリジナル「太陽フレア」Tシャツや柴田台長による天文台ツアーなど、支援者には楽しい特典も

オリジナル「太陽フレア」Tシャツや柴田台長による天文台ツアーなど、支援者には楽しい特典も。クリックで拡大(提供:京都大学理学研究科附属天文台)

京都大学飛騨天文台では、太陽彩層全面の速度場観測において世界最高性能の「太陽磁場活動望遠鏡(SMART)」が活躍しています。

建設後10年が経過したSMARTは、国(大学)からの維持費のサポートが終了しましたが、太陽活動極大期を迎えたこれからこそが重要な時期です。地球に影響を及ぼす比較的大きなフレアを観測するためには、今後もSMARTによる太陽の常時監視が必要です。大フレアを逃すことなくとらえられれば、その仕組みを解明し、宇宙天気予報(太陽活動が地球の磁気圏に与える影響の観測や予測)に応用することにつながります。

そのためには、SMARTに常駐する人件費や維持費、そして観測したデータを世界に配信するための設備費が必要です。そこで今回、皆さまからのご支援をクラウドファンディングによりお願いすることになりました。詳細は以下のウェブページをご覧ください。

京大飛騨天文台における太陽フレアの観測的研究と、それに基づく宇宙天気予報の研究をぜひご支援ください!


10月4日には喜多郎さんら出演の基金コンサート

天文台基金への協力寄付応募を目的とした野外コンサートが、10月4日(土)に京都大学花山天文台(京都市)で開催される。

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