ステラナビゲータ Ver.7が小惑星探査機「はやぶさ」の表示に対応

【2005年11月14日 アストロアーツ】

天文シミュレーションソフトの定番、「ステラナビゲータ Ver.7」で利用可能な「惑星探査機データ」を2005年11月11日に無償公開しました。

ステラナビゲータ Ver.7 の太陽系フライトモードで「はやぶさ」を表示

ステラナビゲータ Ver.7 の太陽系フライトモードで「はやぶさ」の軌道を表示。2004年5月19日に行なわれた「はやぶさ」の地球スイングバイ後の、2004年5月31日の地球と「はやぶさ」、そして探査対象の小惑星25143番Itokawa(=イトカワ「糸川英夫」)の位置関係がわかる。「はやぶさ」は、この後、小惑星「イトカワ」を追いかけるような軌道をとり、今年2005年秋に「イトカワ」とランデブーすることになる。(クリックで画像を拡大

「惑星探査機データ」は、ステラナビゲータ Ver.7で惑星探査機の航行を表示させることができるパッケージで、今回、日本の小惑星探査機「はやぶさ」が新たに追加されました。

「はやぶさ」は、日本のJAXA(宇宙航空研究開発機構)が開発して打ち上げた小惑星探査機で、小惑星「イトカワ」とランデブーを行い、その表面サンプルを回収して地球に持ち帰るのが最大の目的です。成功すれば月以外の天体から世界初のサンプル・リターンとなります。

「惑星探査機データ」の「はやぶさ」航行データは、JAXAの協力によって作成されたもので、ステラナビゲータ Ver.7の「データ更新」機能によって、常に最新軌道要素で表示可能な小惑星25143番Itokawa(=イトカワ「糸川英夫」)と併せて、極めて正確な航行シミュレーションが可能です。

今なおミッションを行なう「はやぶさ」の軌跡を、ステラナビゲータ Ver.7でぜひたどってみてください。

<参照>