木星に新しい衛星を2個発見 65個に

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【2011年6月3日 CBET 2734】

カナダの研究者らによって木星に新しい衛星が2個発見された。これで木星の衛星は合計65個となった。


国際天文学連合 (IAU) によると、木星に新しい衛星が2個発見され、それぞれに「S/2010 J 1」「S/2010 J 2」という仮符号が付けられた。昨年9月に発見され、その後確認観測を行っていたものだ。

「S/2010 J 1」は2010年9月7日(世界時。以下同)に、カナダ・ブリティッシュコロンビア大学のBrett Gladman氏、R. Jacobson氏、M. Brozovic氏、M. Alexandersen氏が、米パロマー天文台の5mヘール望遠鏡で発見した。公転周期は約2年。

米ハワイ・マウナケアの3.5mCFH望遠鏡で「S/2010 J 1」の確認観測を行ったフランスのC. Veillet氏が翌日の9月8日、もう一つの衛星を発見し、こちらはその後「S/2010 J 2」と仮符号がつけられた。公転周期は約1.6年。

これで、木星には65個(不確実なもの1個を含む)の衛星が発見されたことになる。

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