2013年8月27日 海王星がみずがめ座で衝

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

(説明図)
ステラナビゲータで作成

宵のころ南東の空にのぼる海王星が、8月27日にみずがめ座の方向で衝となる。太陽−地球−海王星がまっすぐに並び、一晩中見やすい位置にある時期だ。とはいえ、8等級の明るさでは望遠鏡で青みがかった表面を見るのがやっとだ。

みずがめ座自体が暗い星ばかりなので、肉眼派はみずがめ座の大体の位置を確かめてみよう。まず、東の空に見えるペガススの四辺形の西の辺を南にのばしていくと、低いところに1等星フォーマルハウトが見える。これは「みなみのうお座」の口にあたる部分で、みずがめ座から注がれる水を飲んでいるところだ。空がじゅうぶん暗いところでは、流れるような星の連なりを見ることができる。

その方向に「海王星」があるというとまるで「水つながり」のようだが、みずがめ座を東に少しずつ横切り、隣のうお座まで移るのは10年後のことになる。太陽系のはるかかなたの惑星は、星座を背景とした動きもとても小さい。

□

ムックやDVD映像、シミュレーションソフト(Windows、Mac対応)で、詳しい見え方や観察のポイントを確かめましょう。 → 「アストロガイド 星空年鑑 2013」

ムック版のほか、ダウンロード購入できる電子版(Windowsのみ)や、手軽で便利なiPhone版もあります。

□

≫ 「アストロガイド 星空年鑑 2014」は、
≫ こちらのページをご覧ください

関連リンク