ハッブルがとらえたアイソン彗星の動き

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【2013年7月4日 NASAHubbleSite

ハッブル宇宙望遠鏡が5月に撮影したアイソン彗星(C/2012 S1)の最新画像が公開された。タイムラプス動画では、太陽系の内側を目指す彗星の動きを見ることもできる。


5月8日のアイソン彗星

ハッブル宇宙望遠鏡が5月8日にとらえたアイソン彗星。モノクロデータに着色した画像。クリックで拡大(提供:NASA, ESA, and the Hubble Heritage Team (STScI/AURA))

太陽系の内側を目指して旅を続けているアイソン彗星(C/2012 S1)の最新画像が届いた。5月8日にハッブル宇宙望遠鏡がとらえたものだ。

この時アイソン彗星は太陽から約5.7億km、地球からは約6.4億kmの距離にあった。木星軌道と火星軌道の間まで近づいてきており、核からガスやダストを噴きだし明るいコマとたなびくテイルを見せている。

公開されたタイムラプス動画では、星々を背景にした彗星の動きを見ることができる。動画でとらえた43分間の間に彗星は5万5000km動いている(参考:地球の赤道円周は4万km強)。