第1回金環日食シンポジウム参加者募集

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【2011年5月6日 2012年金環日食日本委員会

全国の広い地域で観察が可能となる2012年5月21日の金環日食まであと1年に迫ったのを機に、日食観察に関する知識や「2012年金環日食日本委員会」の活動方針を紹介する「第1回金環日食シンポジウム」が5月21日(土)に東京で開催される。この「2012年金環日食日本委員会」は、日食観察に関する正しい情報を広める活動を行うために発足された組織である。


《2012年の金環日食へ向けた活動について》

(2010年1月15日モルディブでの金環日食の画像)

2010年1月15日モルディブでの金環日食。クリックで拡大(撮影:からけんさん。アストロアーツ画像投稿ギャラリーより)

(「エクリプスナビゲータ」でシミュレーションした2012年金環日食の画像)

「エクリプスナビゲータ Ver.2」で表示した2012年の金環日食。暫定データにもとづいて、東京で最大食となる午前7時34分ごろの様子をシミュレーションしている。

2012年5月21日(月)の朝に、日本国内では25年ぶりの金環日食が起こります。25年前には沖縄県のみでしたが、今回は本州では実に129年ぶりとなります。九州南部・四国の大部分・本州の紀伊半島から関東付近にかけての地域などが金環日食帯になります。

金環日食帯には日本の人口の約7割の方々が住み、非常に多くの方が居ながらにしてこの珍しい天文現象に遭遇できます。また、金環日食帯の外でも、日本国内全域で食分の深い(大きく欠けた)部分日食を見ることができます。

金環日食の当日は多くの人がこの現象に注目して空を見上げることになると思われますが、金環日食の素晴らしさを安全に楽しむためには、正しい予備知識を持って眺めることが重要です。

そのため、天文学の研究・教育・普及に関係している国内の諸団体の協力体制のもと、この金環日食に関する正しい情報を広めるための活動を行う「2012年金環日食日本委員会」が設立されました。当委員会は、日本の天文研究・教育・普及・ アマチュア活動が一体となって天文と科学の理解を日本の社会に広げるための合同組織「日本天文協議会」(会長:前国立天文台長 海部宣男)のワーキンググループという位置付けで設立し、活動を行う予定です。

《第1回 金環日食シンポジウム開催のご案内》

■ イベント名:
第1回 金環日食シンポジウム
■ 場所:
東京理科大学 神楽坂キャンパス1号館17階 記念講堂
ポスター発表会場:1号館1階111教室
意見交流会(懇親会)会場:2号館1階 学生食堂
■ 日時:
2011年5月21日(土)13:00〜17:00(ポスター発表は18:00まで)
意見交流会(懇親会)17:30〜19:30
■ 参加費:
無料
意見交流会(懇親会)は3000円
■ 定員:
200名(要申込・先着順・定員に達した時点で締切)
■ 申し込み方法:
参加申し込みフォームより申し込みが必要
ポスター発表を希望の方はポスター発表申し込みフォームより申し込みが必要(先着順・予定枚数35枚)
■ ウェブサイト:
2012年金環日食日本委員会
■ 主催:
日本天文協議会・2012年金環日食日本委員会
■ 共催:
自然科学研究機構 国立天文台

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