スペースシャトル「エンデバー号」、6月13日打ち上げへ

【2009年4月17日 JAXA プレスリリース

NASAは、スペースシャトル「エンデバー号」の打ち上げ目標日を6月13日とすることを発表した。このミッションで、日本実験棟「きぼう」を構成する要素の取り付けが完了する。また、国際宇宙ステーション(ISS)に滞在中の若田光一さんは、この「エンデバー号」で地球に帰還する。


(「きぼう」船外実験プラットフォームの画像)

「きぼう」船外実験プラットフォーム。クリックで拡大(提供:JAXA)

(船外パレットと搭載装置の重量計測の様子の画像)

船外パレットと搭載装置の重量計測の様子。クリックで拡大(提供:JAXA)

スペースシャトル「エンデバー号」(STS-127/「きぼう」船外実験プラットフォームおよび船外パレットの組立てミッション(2J/A))が、米国東部夏時間(以下同様)6月13日7時19分(日本時間同日20時19分)に実施されることが発表された。

このミッションで、日本実験棟「きぼう」の船外実験プラットフォームと船外パレットがISSへ届けられ、「きぼう」を構成するすべての要素の取り付けが完了する。

船外実験プラットフォームは、さまざまな観測や通信、実験を行うための多目的スペースである。また、船外パレットは、船外実験装置や船外実験プラットフォームの機器などを搭載し、その移送や回収を行う。実験が終了した装置は船外実験プラットフォームから取り外され、船外パレットへ再び取り付けられ、スペースシャトルに搭載されて地上で回収される。

なお、第18/19次長期滞在員として3月からISSに長期滞在している若田光一さんは、Timothy Kopra宇宙飛行士と交代し、このエンデバー号で帰還する。一方、Kopra宇宙飛行士は、第20次長期滞在員としてISSに約2か月間滞在して帰還となる。