【新製品情報】400年前の「ガリレオの望遠鏡」を再現!「大人の科学マガジン」

【2008年3月28日 アストロアーツ】

3月28日に学習研究社より発売される「大人の科学マガジン」19号の付録に、400年前にガリレオが製作し月や木星を見た望遠鏡の再現セットがついてくる。


(大人の科学マガジン Vol.19「ガリレオの望遠鏡」表紙の画像)

ピンホールカメラや発電キットなど、大人の知的好奇心をくすぐる付録が好評の、学習研究社「大人の科学マガジン」。3月28日に発売される第19号の付録として、400年前にガリレオが製作した望遠鏡の再現セットがついてくる。

望遠鏡の性能は、口径37mm、焦点距離600mm、ガリレオが2番目に製作した望遠鏡を3分の2サイズで再現したものとなっている。視野の「狭さ」も忠実に再現されており、月の全景を見ることもできないが、そのリアルさがかえって「この小さく視野の狭い望遠鏡で、ガリレオは精細な観測をしたのだ」という感動を与えてくれるだろう。

倍率は約20倍で、ガリレオ衛星や土星の環なども見える。また、視野の広いケプラー式の接眼レンズも付属しているので、ガリレオ式と見比べてみることもできる。さらに、水を入れて安定させたペットボトルを三脚代わりに使えるという工夫も嬉しい。

1609年にガリレオが自作の望遠鏡を初めて空に向け、月にクレーターがあることや木星の周りを衛星が回っていることを発見してから、来年でちょうど400年となる。これを記念し、来年2009年は「世界天文年」と国連総会で決議されたが、今回マガジンの付録としてつけられた望遠鏡は「世界天文年 日本委員会公認」とのことだ。

誌面の記事は、国立天文台の渡部潤一氏と女優の中嶋朋子さんとの対談や、宇宙観史の変遷、ガリレオの生涯などとなっており、こちらも楽しめる内容だ。

なお、同シリーズの9号では「ピンホール式プラネタリウム」を、11号では「ニュートンの反射望遠鏡」も取り上げられているので、こちらもチェックしてみてはいかがだろうか。

大人の科学マガジン Vol.19「ガリレオの望遠鏡」

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