NASA、双子の探査車による火星探査を2009年まで延長

【2007年10月19日 NASA JPL

NASAは、2台の無人火星探査車「スピリット」と「オポチュニティ」の探査期間を延長すると発表した。探査の延長はこれで5回目で、今後の成果と探査車の動作状況に応じて2009年まで延長される見込みだ。


(岩石の探査を行うスピリットの画像)

岩石の探査を行うスピリット。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech)

「スピリット」と「オポチュニティ」が火星に到着したのは2004年1月。当初、探査期間は90日間と予定されていたが、到着から3年半以上たった今も、両探査車は火星表面を走り続けている。

NASAのジェット推進研究所で探査車のプロジェクトマネージャーをつとめるJohn Callas氏は、「スピリットとオポチュニティには年月を感じさせる兆候が見られますが、それでも動作は正常で、探査を続ける能力はじゅうぶんです」と話している。