「ステラナビゲータ」の無償アップデータVer.9.2bを公開

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【2013年12月9日 アストロアーツ

天文シミュレーションソフト「ステラナビゲータ Ver.9」のVer.9.2bへの無償アップデータを公開しました。星図の描画を繰り返して動作が遅くなる問題を修正しています。


ラブジョイ彗星(C/2013 R1)とM13の接近

12月13日ごろに見られるラブジョイ彗星(C/2013 R1)と球状星団M13の接近をシミュレーション。クリックで拡大

9.2bアップデータは、アニメーションを停止した状態で星図の描画を繰り返して動作が遅くなる問題などを修正します。「アイソン彗星特別版」を含めすべての「ステラナビゲータ Ver.9」ユーザーの皆様にダウンロード・インストールをお勧めします。

製品の不具合によりユーザの皆様に多大なるご迷惑をおかけしましたことを深くお詫び申し上げます。

アップデータのインストール方法

  1. 下記のいずれかの方法で9.2bアップデータファイルをダウンロードします。
    • 「ステラナビゲータ」の[ヘルプ]メニュー → [ステラナビゲータの更新確認]から
    • 製品ページ内「アップデータ」ページから
  2. 9.2bアップデータファイル(Sn9up92b.exe)を、「ステラナビゲータ」が起動されていない状態で実行します。
  3. 9.2bアップデータのインストールが完了したら「ステラナビゲータ」を起動し、「ツール」メニュー → 「データ更新」から必ず彗星のデータ更新を行ってください。
    ※彗星のデータが古い場合は、最近の彗星が表示されません。

詳しくは、ステラナビゲータ Ver.9 アップデータページをご覧ください。ご不明な点は製品サポートページを参照のうえ、お問い合わせください。

9.2bアップデータの詳細

《おもな修正内容》

  • アニメーションを停止した状態で、星図の描画を繰り返して動作が遅くなる
  • 彗星の名称表示を英語に設定しても、日本語で表示される

※修正内容の一覧は、アップデータページより「リリースノート(修正機能一覧)」をご参照ください。

《星図が正しく描画されない場合の対応について》

ステラナビゲータ Ver.9ではグラフィック処理が大きく変わったため、旧バージョンが動いていたパソコンであっても動作条件を満たさない場合があります。

このようなパソコンでは以下のような問題が起こることがあります。

  • 星図画面が真っ黒になる
  • 恒星の周りに黒い縁が出る
  • 他のウィンドウの中にステラナビゲータの画面が表示されることがある
  • 光跡残しのように表示物が消えずに残る
  • [印刷]や[画像として保存]、クリップボードへの画面コピーができない

お使いのパソコンで上記のような問題が起こる場合には、9.2bアップデータをインストール後、下記の対応をお試しください。

  • [設定]メニュー→「環境設定」ダイアログで、[DirectXモードで動作]のチェックボックスをオフにする

これによりVer.8以前との互換の描画方式に切り替わり、問題が解決します。詳しくは「ステラナビゲータ」サポートページ「ステラナビゲータ Ver.9の星図が正しく描画されない場合の対応」をご参照ください。

ステラナビゲータについて

ステラナビゲータ Ver.9」は、過去から未来までの20万年間に起こるあらゆる天文現象をリアルに再現できる天文シミュレーションソフトウェアです。

星空のシミュレーションだけでなく、四季の星座や神話を紹介するプラネタリウム番組、おすすめの天文現象の情報をインターネットから取得してお知らせする機能、天体望遠鏡のコントロールなど、天文・宇宙を楽しむための多彩な機能が搭載されています。