「宇宙兄弟」TVアニメがスタート 「天地明察」映画化も

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【2012年3月30日 TVアニメ「宇宙兄弟」映画「天地明察」

人気漫画「宇宙兄弟」のTVアニメが4月1日からスタートする。今夏には江戸時代の天文方を描いた映画「天地明察」も登場予定となっており、「はやぶさ」映画に続いて宇宙ファンには注目の作品が目白押しだ。


「はやぶさ」劇場映画の公開が昨年から相次いだが、宇宙ファンには注目の作品がこの春以降もTVや映画で登場する。

まず、4月1日から読売・日本テレビ系列でアニメ「宇宙兄弟」(日曜朝7:00〜7:30)がスタートする。週刊誌「モーニング」で連載中の同名漫画(小山宙哉作)が原作で、5月5日には映画(森義隆監督・小栗旬、岡田将生主演)も公開される。

幼い頃から共に宇宙に憧れた兄・六太(ムッタ)と弟・日々人(ヒビト)が主人公で、「SF」というよりも2025年という近未来を舞台とした「ありえる」展開が魅力だ。ムッタが「ドーハの悲劇」というアンラッキーな日に生まれたという設定や、実名で登場するJAXAやNASA、実在の飛行士をモデルとした登場人物や選抜試験のシーンなど、宇宙ファンもリアルな感覚で夢をふくらませることができるだろう。ちなみに、アメリカのスコット・ケリーさんとマーク・ケリーさん(双子)は共に宇宙飛行士として飛行経験があり、実在の「宇宙兄弟」として知られる。

近未来に続いて、江戸時代の天文方を描いた映画も登場。2009年のベストセラーを滝田洋二郎監督・岡田准一主演で映画化した「天地明察」が、9月15日に公開される。

江戸時代前期の天文学者・渋川春海(しぶかわはるみ・1639〜1715年)が、実態と合わなくなっていた日本の暦を823年ぶりに改訂する大事業に関わっていく過程を生き生きと描き出し、第31回吉川英治文学新人賞を受賞するなど好評を博した。

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