先月、ふたご座の領域で木星と、かに座でプレセペ星団と大接近した、宵の明星の金星。今月はさらに移動し、しし座の1等星レグルスと大接近する。夕空でライオンの胸に金星が明るく輝く様子を楽しもう。17日に細い月と共演する光景も見ものだ。
一方、太陽系の外縁部を約250年かけて公転する冥王星は、2006年に惑星から準惑星へと分類が変更されて、今年でちょうど20年となる。28日に衝を迎えるとはいえ14等級と暗いが、節目の年に観察にチャレンジしてみてはいかがだろうか。ちなみに冥王星は現在はやぎ座にあるが、この20年間の大半は西隣のいて座にあった。金星と比べると圧倒的に天球上の動きが小さいことが実感できる。
さて、この時季はやはり天の川や夏の大三角といった「主役」たちに目が向くが、ヘルクレス座やりゅう座なども見ごろを迎える。魅力的な星雲・星団や、両星座をつなぐ神話にも触れてみよう。いまだ爆発しない再帰新星かんむり座Tは、梅雨空のタイミングに増光しないことを願うばかりだ。
全天星図
東京で15日の20時ごろ、南に向かって見上げたときの星空です。月初は21時ごろ、月末は19時ごろに同じような星空になります。
大阪では約20分後、福岡では約40分後に同様の星空になります。
主な天文現象
| 4日 | ごろ | 火星と天王星が大接近 |
|---|---|---|
| 9日 | ごろ | 金星とレグルスが大接近 |
| 17日 | (金) | 細い月と金星が接近 |
| 24日 | (金) | ジュノーがわし座で衝 |
| 28日 | (火) | 冥王星がやぎ座で衝 |
| 31日 | (金) | みずがめ座δ南流星群が極大 |
| カレンダー(月齢と天文現象) |
月、惑星
月
- 7日深夜~8日明け方:土星と並ぶ
- 8日:🌗下弦
- 11日未明~明け方:プレアデス星団と大接近
- 12日未明~明け方:火星と並ぶ
- 14日:🌑新月
- 17日夕方~宵:金星と接近
- 17日夕方~宵:レグルスと並ぶ
- 21日:🌓上弦
- 21日夕方~深夜:スピカと並ぶ
- 24日夕方~深夜:アンタレスと接近
- 25日夕方~宵:アンタレスと並ぶ
- 29日:🌕満月(バックムーン)
水星
- 上旬:見えない
- 中旬:見えない
- 下旬:明け方 1.8等
- 12日:内合
- 24日:留
金星(▶ 特集ページ)
- 上旬:夕方~宵 -4.1等
- 中旬:夕方~宵 -4.1等
- 下旬:夕方~宵 -4.2等
火星
- 上旬:未明~明け方 1.3等
- 中旬:未明~明け方 1.3等
- 下旬:未明~明け方 1.3等
木星
- 上旬:夕方 -1.8等
- 見えない
- 見えない
- 30日:合
土星
- 上旬:未明~明け方 0.7等
- 中旬:深夜~明け方 0.7等
- 下旬:深夜~明け方 0.6等
- 5日:西矩(うお座)
- 7日深夜~8日明け方:月と並ぶ
- 28日:留
天王星
- 上旬:未明~明け方 5.8等
- 中旬:未明~明け方 5.8等
- 下旬:未明~明け方 5.8等
海王星
- 上旬:未明~明け方 7.9等
- 中旬:未明~明け方 7.9等
- 下旬:深夜~明け方 7.8等
- 8日:留
主な彗星(~10等前半)、小惑星(~8等前半)
テンペル彗星(10P)
- 上旬:深夜~明け方 10等
- 中旬:深夜~明け方 9等
- 下旬:深夜~明け方 9等
- 28日ごろ:やぎ座の球状星団M30と大接近
小惑星ジュノー(3)
- 下旬:夕方~明け方 9等
- 24日:衝(わし座)
小惑星ベスタ(4)
- 上旬:未明~明け方 8等
- 中旬:未明~明け方 8等
- 下旬:未明~明け方 8等
- 13日:西矩(くじら座)
冥王星
- 下旬:宵~未明 14等
- 28日:衝(やぎ座)












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