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2016年 11月

秋の星空には1等星こそ少ないものの、天頂に見える「秋の四辺形」やそこから連なるアンドロメダ座、カシオペヤ座、さらに南の空のくじら座や東のおひつじ座など、2等星を含む星座は意外と多い。また、東の地平線からは座やおうし座、オリオン座など1等星を持つ冬の星座も昇り始めている。

月や惑星現象では、3日の夕方に細い月と金星、土星が正三角形に並ぶのが楽しみだ。また14日の満月は、今年一番大きく見える満月(スーパームーン)となる。一見してわかるほど大きく見えるわけではないが、「言われてみれば大きいかも」と気にかけて眺めてみよう。翌日の夜、15日深夜から16日には月がおうし座のヒヤデス星団やアルデバランを隠す食が起こる。今年5回のアルデバラン食のうち最も好条件なので、深夜ではあるがぜひ観察してみたい。

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今月の星空 11月

全天星図

図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。

今月の惑星 11月

水星

上旬 中旬 下旬
* * *
等級 -0.9 -0.6 -0.5
視直径 4.7″ 4.8″ 5.2″
星座 てんびん さそり へびつかい
現象
  • 24日 土星の南を通る

金星

上旬 中旬 下旬
* * *
等級 -4.0 -4.1 -4.1
視直径 14.3″ 15.2″ 16.2″
星座 へびつかい いて いて
現象

火星

上旬 下旬
* *
等級 0.4 0.6
視直径 7.3″ 6.7″
星座 いて やぎ
現象

木星

上旬 下旬
* *
等級 -1.7 -1.8
視直径 31.4″ 32.4″
星座 おとめ おとめ
現象

土星

上旬 下旬
* *
等級 0.4 0.4
視直径 15.2″ 15.0″
星座 へびつかい へびつかい
現象

天王星・海王星

天王星(中旬)海王星(中旬)
* *
等級 5.7 7.9
視直径 3.7″ 2.3″
星座 うお みずがめ
現象
  • 20日 海王星:留