2007年 6月

日本の大部分が梅雨に入り、なかなか晴天に恵まれない。おまけに22日が夏至なので、1年を通して一番夜が短い季節だ。星を見るにはあまりに条件が悪いが、もし貴重な晴れ間に恵まれたら、ぜひ空を見上げたい。今月はすべての惑星を眺める絶好のチャンスなのだ。

まずは夕方の西空で水星と金星を探そう。水星は2日に東方最大離角、つまり太陽からもっとも離れた状態となる。日没後の高度は比較的高く、今年一番の好条件だ。9日に東方最大離角を迎える金星が目印となる。その金星はかに座を通っていて、13日にはプレセペ星団と大接近。さらに、しし座の先端にある土星とも近づく。18日から19日にかけて月、金星、土星のランデブーが楽しめる。

夜がふけてくると、夏を代表するさそり座が南東の空で目立ちはじめている。今年は1等星アンタレスのすぐ近くに木星が位置し、6日に衝となって観望シーズンに入る。

夜半過ぎには海王星と天王星が昇ってくる。夏の天の川を抜けたところにあるので、ほかの星が少なく双眼鏡で探しやすいはずだ。さらに夜がふけてくると、0.8等の火星も昇ってくる。

ちなみに、「準惑星」に分類された冥王星も19日にひっそりと衝を迎える。こちらは大型の望遠鏡がないと見るのは難しいだろう。

今月の星空6月

全天星図

図は、15日の午後8時頃に、南に向かって見上げたときの星空です。
月初めは午後9時頃に、月末は午後7時頃に同じような星空になります。

今月の惑星6月

水星

上旬 中旬 下旬
等級 0.7 2.0 3.9
視直径 8.7" 10.7" 12.0"
星座 ふたご ふたご ふたご
現象

金星

上旬 中旬 下旬
等級 -4.3 -4.4 -4.4
視直径 22.5" 25.3" 28.8"
星座 かに かに かに
現象

火星

上旬 下旬
等級 0.8 0.7
視直径 5.8" 6.2"
星座 うお うお
現象

木星

上旬 下旬
等級 -2.6 -2.6
視直径 45.7" 45.3"
星座 へびつかい へびつかい
現象

土星

上旬 下旬
等級 0.6 0.7
視直径 17.3" 16.8"
星座 しし しし
現象

天王星・海王星・冥王星

天王星(中旬) 海王星(中旬) 冥王星(中旬)
等級 5.8 7.9 13.9
視直径 3.5" 2.3" 0.1"
星座 みずがめ やぎ いて
現象