ISSの6人体制がスタート

【2009年6月1日 JAXA

日本時間5月29日(以下同様)、国際宇宙ステーション(ISS)に宇宙飛行士3名が搭乗したロシアのソユーズ宇宙船(19S)が到着し、日本人宇宙飛行 若田光一さんを含む6名体制での長期滞在が始まった。


(Iソユーズ宇宙船で到着した3名を歓迎するセレモニーの画像)

ソユーズ宇宙船で到着した3名を歓迎するセレモニーのようす。クリックで拡大(提供:NASA TV)

5月29日(金)21時34分に、ロシアのソユーズ宇宙船(19S)が国際宇宙ステーション(ISS)にドッキングした。続いて、23時14分にISSのハッチが開かれ、これまで滞在を続けてきた若田光一さんら3名に、新たな長期滞在員3名が加わり、初の6人体制が始まった。

ISSに最初の搭乗員が滞在したのは、2000年11月のことである。2003年2月にスペースシャトル・コロンビア号の事故が起きたため、2003年4月から2006年7月までは長期滞在員の数が2名に減らされたが、その後再び3名滞在に戻っていた。

ISSの計画には、NASA、ロシア宇宙局(FSA)、宇宙航空研究開発機構(JAXA)、ヨーロッパ宇宙機関(ESA)、カナダ宇宙庁(CSA)の5機関が参加しているが、今回6人体制が実現したことで、5つの機関に所属する長期滞在員すべてがISSに初めて顔をそろえることとなった。

<ドッキング前までのISS長期滞在員>

  • 若田光一(JAXA):第18次/第19次搭乗員
  • ゲナディ・パダルカ(FSA):第19次/第20次搭乗員
  • マイケル・バラット(NASA):第19次/第20次搭乗員

<29日に到着した19Sミッション搭乗員>

  • フランク・ディビュナー (ESA):第20次/第21次搭乗員
  • ロバート・サースク(CSA):第20次/第21次搭乗員
  • ロマン・ロマネンコ(FSA):第20次/第21次搭乗員