スペースシャトル「アトランティス号」が打ち上げ延期に

【2007年2月28日 NASA Space Shuttle News

NASAは、3月15日(米国東部時間、以下同様)に予定されていたスペースシャトル「アトランティス号」(STS-117)の打ち上げ延期を発表した。外部燃料タンクに修理を要する損傷が発生したため。

損傷を受けた外部燃料タンクの写真

損傷を受けた外部燃料タンクの写真。クリックで拡大(提供:NASA/KSC)

2月26日、フロリダ州のケネディー宇宙センターを激しい雷雨が見舞い、発射台に設置されていたアトランティス号を直撃した。この際、外部燃料タンクに雹(ひょう)がぶつかり、これまでにないほどの損傷を与えた。

アトランティス号は、今週から来週にかけて組み立て棟へ移動する。損傷の具合が詳しく調べられた後、修理の方針が決定されるが、今のところ、打ち上げは4月後半から5月後半へずれこむ見通しだ。

アトランティス号(STS-117)には6人の宇宙飛行士が搭乗し、主に国際宇宙ステーションの組み立てが行われる予定となっている。