【投稿画像集】月と火星の大接近を捉えた

【2003年9月10日 アストロアーツ】

9日、月と火星が大接近するようすが全国で見られた。この現象は、シベリア方面では火星食となったものだ。日本では火星食は起こらなかったが、東京の場合、最接近時の20時42分ごろには月と火星が6分角(満月の直径の約5分の1)まで近づき、肉眼では火星を分離して見るのが困難だったほどだ。その前後でも一晩中月と火星が仲良く寄り添っているようすが見られ、普段はあまり天文現象に興味のない方たちの間でも話題になっていたようである。

この大接近のようすを捉えた画像を多数お送りいただいている。投稿していただいた画像は、【特集】2003年夏・火星大接近投稿画像ギャラリーで公開しているので、ぜひご覧いただきたい。ギャラリーでは、この接近のようすを捉えた画像のほか、連日お送りいただいている火星の画像も公開している。ギャラリーは毎日更新中なので、欠かさずチェックしていただきたい。

なお、先月末に地球に最接近した火星は、今後も当分の間は明るく輝いており、まだまだ観望シーズンの真っ盛りと言える。これからも注目だ。

また、明日11日は中秋の名月だ。今年の中秋の名月は、ちょうど満月にあたっている。秋の涼しい夜空に明るく輝く月にも注目してみよう。

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