キュリオシティ、火星の「イエローナイフ湾」を調査中

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【2012年12月20日 NASA (1)(2)

火星探査車「キュリオシティ」は、「イエローナイフ湾」と呼ばれる浅い盆地で岩石の調査を続けている。


「キュリオシティ」の移動経路

「キュリオシティ」の移動経路。着陸してから667mを移動してきた。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/Univ. of Arizona)

Shalerの露頭

キュリオシティが撮影したShalerの露頭。クリックで拡大(提供:NASA/JPL-Caltech/MSSS)

NASAの火星探査車「キュリオシティ」は、今月上旬に「Shaler」と呼ばれる露頭(岩石が露出している場所)の成分や構造を調査した。

その後、中旬には約0.5mの傾斜を下りて「イエローナイフ湾」(Yellowknife Bay)と呼ばれる浅い盆地にいる。14日には「コステロ」と「フラハーティ」と名づけられた岩石を分析し、写真も撮影した。

今後は、運用チームが年末休暇に入る前にもう一度盆地内部で移動し、到着地点で調査を行う。来年初めには、振動ドリルを使った岩石内部のサンプル採取を実施する予定だ。粉末状にした岩石サンプルをふるいにかけて分析するという、火星探査では初めての試みとなる。

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