【アストロアーツ新製品情報】日本と世界の宇宙開発の取り組みや資料を収録したムック
「スペースガイド宇宙年鑑2007」を発売

【2007年3月28日 アストロアーツ】

株式会社アストロアーツは、日本の宇宙開発や宇宙探査などの概要を、わかりやすい記事と豊富な資料で紹介したムック「スペースガイド宇宙年鑑2007」を発行いたします。

「スペースガイド宇宙年鑑2007」表紙

「スペースガイド宇宙年鑑2007」の表紙
A4変形判 カラー64ページ+モノクロ64ページ
定価:1,580円(税込)
発売:株式会社アスキー

4月4日(予定)より発売される「スペースガイド宇宙年鑑2007」は、宇宙開発・科学探査分野の話題を幅広く特集しています。特集1では、アポロ計画以後で最大規模の月探査ミッションとなる日本の「セレーネ計画」の全貌と目的について解説するとともに、米ソによる月への一番乗り競争から、今後世界が目指す新世代の月探査構想までを詳細に解説しています。

特集2では、人類初の人工衛星「スプートニク1号」の打ち上げから50年を迎えたロシア宇宙開発の道のりについて取り上げています。旧ソ連崩壊後の情報公開で、初めてその存在が明らかになった「ソ連宇宙開発の父」コロリョフ。彼の作った「R-7」ロケットの改良型は現在も人や物資を宇宙へ送りだすための主力ロケットとして活躍を続けています。

特集3では、2006年9月に実施された太陽観測衛星「ひので」の打ち上げで、その有終の美を飾った世界最大の固体ロケット「M-V(ミュー・ファイブ)」について解説。ペンシルロケットから半世紀にわたる日本の固体ロケットの足跡を振り返りながら、次期固体ロケット構想までをまとめています。

また、「宇宙関連トピックス」では、日本の人工衛星「すざく」「あかり」「ひので」の活躍や、カッシーニがとらえた「土星による日食」の話題など、2006年3月から2007年2月まで、1年間の日本、そして世界の宇宙開発の動きを知ることができます。

「資料編」では、全世界の宇宙開発機関やロケット発射場、稼働中の世界のロケットなどの詳細のほか、世界の人工衛星と惑星探査機、科学観測衛星について国・年代・用途別のデータを収録。さらに、現在建設が進む国際宇宙ステーション(ISS)の組み立てミッションまで有人飛行の全記録を網羅しています。なお、「スペースガイド宇宙年鑑」は、毎年おもな記事やデータを刷新して、年度版として発行しています。

日本と世界の宇宙開発の歴史を綴った「スペースガイド宇宙年鑑2007」は、宇宙開発や惑星探査、ロケットに興味がある方はもちろん、宇宙開発の資料として幅広く活用していただけるムックとなっています。

<「スペースガイド宇宙年鑑2007」 主な内容>

特集1:「セレーネ」月の謎に挑む〜今始まる新たな月探査時代〜
米ソ月一番乗り競争/アポロ計画/90年代以降の無人月探査計画/セレーネ計画の多角的狙いとフライト・プラン/セレーネ実機ルポ/セレーネ計画、プロジェクト・マネージャーに聞く/世界が目指す新・月探査構想
特集2:スプートニクから50年 ロシア宇宙開発の道のり
ロケット理論を確立したツィオルコフスキーの登場/コロリョフとフォン・ブラウン/初の人工衛星スプートニクを打上げたR-7ロケット/月へ、惑星へ 国家の威信をかけた一番乗り競争/人間を宇宙へ「地球は青かった」/月の第一歩はアメリカのアポロ/宇宙ステーションの建設、そして未来へ
特集3:ペンシルからM-Vへ
世界最大の固形燃料ロケットの系譜/スペースVLBI衛星「はるか」/火星探査機「のぞみ」/非運のX線天文衛星「ASTRO-E」/トップ・サイエンスをゲットした「はやぶさ」/悲願の復活、X線天文衛星「すざく」/日本初の赤外線天文衛星「あかり」/太陽観測衛星「ひので」/次期個体ロケット構想
宇宙関連トピックス
「すざく」がさまざまな宇宙の高エネルギーをとらえる/「あかり」がファーストライト/「ひので」太陽の謎に挑む/太陽探査機「ステレオ」がとらえた珍しい現象/カッシーニがとらえた「土星による日食」他
資料編
世界の宇宙関連機関、ロケット発射場、世界のロケット一覧、人工衛星一覧、探査機・科学衛星一覧、有人宇宙飛行の歴史、宇宙飛行士一覧、宇宙ステーションなど