情報トピックス(2004年3月)

国内のさまざまなメディアで取り上げられた天文ニュースや皆様からお寄せいただいた写真などを紹介しています。記事の詳細については各リンク先を参照してください。

2004/03/31

写真投稿:「惑星、星雲など」

以下、皆様からお送りいただいた画像を紹介しています。画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくの各作品ページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「夕空の月・惑星」(原田泰典さん、ニコン COOLPIX5000)

(夕空の月・惑星の写真)

「水星と富士山」(廣田康幸さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(水星と富士山の星景写真)

「木星とガニメデ、イオ、大赤斑」(梶嶋博司さん、オリンパス C-40ZOOM)

(木星とガニメデ、イオの写真)

天文関連書 新刊情報

空の写真図鑑
田中達也著 倉嶋厚監修 学研
本体 2300円 27cm 127p
ISBN 4-05-402415-7
デジタル宇宙望遠鏡 星空冒険ブック
小学館
本体 1800円 21cm 130p 付属資料:CD-ROM(12cm、1枚)
ISBN 4-09-253041-2
生命の星・エウロパ
長沼毅著 日本放送出版協会
本体 1020円 19cm 236p (NHKブックス992)
ISBN 4-14-001992-1
われらの地球 人工衛星写真
Oran W.Nicks編 竹内均訳 関口武訳 奈須紀幸/訳 朝倉書店
本体 5800円 27cm 130p
ISBN 4-254-10003-5
小尾信弥訳著 朝倉書店
本体 6800円 27cm 211p
ISBN 4-254-15002-4
140億光年のすべてが見えてくる宇宙の事典
沼沢茂美著 脇屋奈々代著 ナツメ社
本体 1800円 21cm 271p
ISBN 4-8163-3657-5
宇宙創世から人類誕生までの自然史 140億年の9つの進化を探る
和田純夫著、ベレ出版
本体 1600円 21cm 255p (読んで楽しむ教科書)
ISBN 4-86064-035-7

4月4日〜7日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(110) Lydiaによる恒星食。4月4日(日)19時1分、東北地方で観測される可能性がある。

恒星はTYC 1261-00611-1(赤経 03h54m02.034s、赤緯 +21°56'42.22"(J2000)、7.1等、おうし座32番星の南西 約51')。6.1等の減光で、継続時間は最長2.3秒

小惑星(1303) Lutheraによる恒星食。4月5日(月)3時44分、北陸地方、関東地方北部、東北地方南部で観測される可能性がある。

恒星は2UCAC 20272107(赤経 19h17m03.960s、赤緯 -28°19'30.78"(J2000)、10.8等、いて座τ星の東 約2°20')。4.5等の減光で、継続時間は最長4.8秒

小惑星(16) Psycheによる恒星食。4月6日(火)4時28分、南西諸島方面で観測される可能性がある。

恒星はTYC 6333-00996-1(赤経 20h30m04.012s、赤緯 -16°53'29.71"(J2000)、10.2等、やぎ座ρの北 約58')。1.6等の減光で、継続時間は最長9.1秒

小惑星(170) Mariaによる恒星食。4月7日(水)19時46分、北海道東部で観測される可能性がある。

恒星は2UCAC 23624512(赤経 11h35m42.509s、赤緯 -20°52' 18.00"(J2000)、11.1等、コップ座ζ星の南西 約3°18'、TYC 06092-00932-1の伴星)。1.8等の減光で、継続時間は最長4.3秒

イベント案内:会議、講演会

2004/03/30

写真投稿:「星雲、星団、銀河系など」

以下、皆様からお送りいただいた画像を紹介しています。画像から星ナビデジカメ実験隊がゆくの各作品ページへリンクしています。リンク先では、オリジナルサイズの画像や撮影データなどをご覧いただけます。

「夏のメシエ天体」(大貫弘毅さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(M8の写真) (M16の写真) (M17の写真) (M20の写真) (M27の写真)

「春の銀河」(西山正弘さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(M85の写真) (NGC4038, 4039の写真) (M61の写真) (NGC 4527, 4536の写真) (NGC 4754, 4762の写真)

「メシエ天体」(林伸彦さん、キヤノン EOS Kiss Digital)

(M8の写真) (M16の写真) (M17の写真) (M27の写真) (M81, 82の写真) (M97, 108の写真) (M101の写真)

「北アメリカ星雲付近」(丸岡一洋さん、ニコン D70)

(北アメリカ星雲の写真)

「M81, 82」(寺嶋博さん、ニコン D70)

(M81, 82の写真)

「M13, 57」(渡部樹さん、ニコン D70)

(M13の写真) (M57の写真)

「夏の銀河系」(渡部樹さん、ニコン D70)

(夏の銀河系の写真 1) (夏の銀河系の写真 2) (夏の銀河系の写真 3) (夏の銀河系の写真 4) (夏の銀河系の写真 5) (夏の銀河系の写真 6)

「木星の衛星」(加藤保美さん、ニコン COOLPIX4500)

(木星と衛星の写真)

「ガリレオ衛星とその影」(河村俊一さん、ニコン COOLPIX4500)

(木星と衛星の写真)

「六惑星と月」(山本幸司さん、富士写真フイルム FinePix S2 Pro)

(6つの惑星と月が同時に写された写真)

「薄明時の夏の夜空」(林伸彦さん、富士写真フイルム FinePix S2 Pro)

(薄明時の夏の夜空の写真)

写真投稿:「Qcam Pro 4000による木星の自転」

山本海行さん撮影。LogitechのWebカメラQcam Pro 4000による、木星の自転を捉えた8コマのGIFアニメーション(クリックで拡大してアニメーションを再生、128KB)

(木星の自転のアニメーション)

撮影日時:
2004年3月27日 22時59分、23時29分、23時57分、24時28分、24時58分、25時25分、25時53分、26時16分、露出 各1/15秒
撮影地:
静岡県浜松市
撮影機材等:
ビクセン ED102S(D=10.2cm fl=920mm)、ビクセン LV 20mm、ビクセン GPD + スカイセンサー2000PCで自動追尾、Logitech Qcam Pro 4000(ホワイトバランス:自動)
Registaxで画像処理、Photoshop CSで位置合わせ
●撮影者コメント:

自転の方向にあわせて北を上にしてあります。

写真投稿:「木星」

林伸彦さん撮影の木星(クリックで拡大)

(木星の写真 1) (木星の写真 2)

撮影日時:
2004年3月28日 18時42分、20時1分
撮影機材等:
セレストロン C11、CCDカメラ MINTRON 63V1N、パナソニック NV-MX3000、ビクセン newアトラクス
それぞれ、20秒の動画データをRegistax2.1にて加工処理
●撮影者コメント:

1枚目は日の入り直後(30分後)の木星像で、木星面にガニメデ、イオの衛星の影が映しだされています。

2枚目はガリレオ衛星と木星で、木星面にガニメデの影が映しだされています。

2004/03/26

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる冬の星雲、星団」

中村天紀さん撮影。キヤノンのデジタルカメラ EOS Kiss Digitaによるプレアデス星団、オリオン大星雲、馬頭星雲、ばら星雲

(M45の写真) (M42の写真) (馬頭星雲の写真) (ばら星雲の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2004/03/25

写真投稿:「D70によるソンブレロ銀河、さそり座付近」

渡部樹さん(出雲天文同好会)撮影。ニコンのデジタルカメラ D70によるソンブレロ銀河、さそり座付近

(M104の写真) (さそり座付近の写真 1) (さそり座付近の写真 2)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「C004-3Mによる木星」

駒井卓さん撮影。ビクセンのカラーCCDカメラC004-3Mによる木星と衛星(クリックで拡大)

(木星の写真)

撮影日時:
2004年3月19日 22時ごろ、露出 約1分(1800フレーム)
撮影機材等:
ビクセン New VC-200L、LV 9mm、ビクセン カラーCCDカメラC004-3M
Registax2.1.1でコンポジット、ステライメージ4でトーンカーブ調整
●撮影者コメント:

衛星3つ(左からカリスト、エウロパ、イオ)とふたつの影をとらえることができました。

また、時間をずらして撮影したものを2枚並べて立体視できるようにしてみました(画像)。30cmほど離れ、寄り目にして見ると(交差法)木星が宙に浮かんで見えてきます。

2004/03/23

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる春の銀河」

西山正弘さん撮影。キヤノンのデジタルカメラ EOS Kiss Digitalによる、春の銀河(M63, 88, 90, 91)

(M63の写真) (M88の写真) (M90の写真) (M91の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2004/03/22

写真投稿:「QCam Pro 4000による木星」

山本海行さん撮影。LogitechのWebカメラQcam Pro 4000による木星と衛星イオ(右上)(クリックで拡大)

(木星の写真)

撮影日時:
2004年3月20日 23時29分、露出 1/15秒
撮影機材等:
ビクセン ED102S(D=10.2cm fl=920mm)、ビクセン LV 20mm、Logitech Qcam Pro 4000(光映舎で改造、ホワイトバランス:自動)
Registax2.1.1で処理
●撮影者コメント:

大赤斑が見える時間をステラナビゲータで調べて狙いました。イオも入れたかったので構図が斜めです。1月に見たときよりずいぶんと気流が良くなったように思います。口径10cmでどこまで写るのか試してみました。

写真投稿:「D70によるオリオン大星雲」

丸岡一洋さん撮影。ニコンのデジタルカメラ D70によるオリオン大星雲

(M42の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載(FinePix S2 Proとの比較もあり)

天文関連書 新刊情報

星・星座
学研
本体 960円 19cm 184 16p (学研の図鑑12)
ポケット版 とじこみ資料つき
ISBN 4-05-201941-5
宇宙創造と惑星の誕生 「無からの宇宙創生」と「第2の地球」を探る旅
ニュートンプレス
本体 2300円 28cm 159p (ニュートンムック)
「ニュートン」別冊
ISBN 4-315-51724-0
宇宙を見る新しい目
日本物理学会編 日本評論社
本体 2400円 22cm 223p
ISBN 4-535-78402-7

26日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(3317) Parisによる恒星食。3月26日(金)22時46〜47分、北海道を除く日本全国で観測される可能性がある。この小惑星はトロヤ群に属する遠方の天体で、予報の精度は低いが価値の高い現象であるとのこと。

恒星はTYC 0750-01549-1(赤経 06h40m48.887s、赤緯 +09°51'44.39"(J2000)、10.0等、NGC 2264(コーン星雲)の中にある恒星、いっかくじゅう座15番星の南西 約0°05')。6.8等の減光で、継続時間は最長8.5秒

2004/03/19

写真投稿:「C-990ZSによる木星」

Tanaka Tsunekazuさん撮影。オリンパスのデジタルカメラ C-990ZSによる木星

(木星の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

日本天文学会のジュニアセッションをインターネット中継

22日より名古屋大学で開催される日本天文学会の2004年春季年会で、ジュニアセッションのようすがインターネット中継される。第6回となるジュニアセッションでは、過去最多の34件の発表がある。発表プログラムや内容、視聴方法については、以下のリンク先を参照のこと。

2004/03/18

松下電器産業、オキシライド乾電池発売

アルカリ乾電池よりもパワフルかつ長持ちの次世代乾電池「オキシライド乾電池」の発売を発表。長時間使用しても電圧が下がらないなどの特長があり、デジタルカメラをはじめ天体観測で使う電池として注目の製品となるかもしれない。

23日、24日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(68) Letoによる恒星食。3月23日(火)20時42分、八重山諸島方面で観測される可能性がある。

恒星はTYC 1424-00747-1(赤経 10h38m13.238s、赤緯 +19°02'18.22"(J2000)、11.1等、しし座51番星の西 約1°56')。1.2等の減光で、継続時間は最長10.2秒

小惑星(253) Mathildeによる恒星食。3月24日(水)0時22分、東北地方北部、北海道南部で観測される可能性がある。

恒星は2UCAC 32039432(= GSC 00273-00616、赤経 11h54m43.519s、赤緯 +00°38'08.94"(J2000)、12.1等、おとめ座β星の南東 約1°31')。2.7等の減光で、継続時間は最長3.7秒

2004/03/16

写真投稿:「春の銀河」

斎藤幸夫さん撮影。白黒ビデオカメラ TGV-Mによる、春の銀河(M63, M64, M94, NGC 4449, NGC 4490)(クリックで拡大)

(M63の写真) (M64の写真) (M94の写真) (NGC 4449の写真) (NGC 4490の写真)

撮影日時:
(1枚目:M63)2004年2月28日 0時0分〜17分
(2枚目:M64)2004年2月28日 1時19分〜2時1分
(3枚目:M94)2004年2月27日 23時37分〜55分
(4枚目:NGC 4449)2004年2月28日 0時21分〜39分
(5枚目:NGC 4490)2004年2月28日 0時46分〜1時3分
すべて露出 LRGB各4分を合成
撮影地:
静岡県富士市
撮影機材等:
ミード SN8(D=20cm fl=812mm F4)、TGV-M白黒ビデオカメラ、タカハシ EM-10B赤道儀、光映舎 LRGBフィルタ
Registax、ステライメージ4にて画像処理

2004/03/15

イベント案内:講演会

天文関連書 新刊情報

天文・宇宙の本全情報
日外アソシエーツ株式会社編集 日外アソシエーツ 紀伊国屋書店(発売)
本体 18000円 22cm 505p
ISBN 4-8169-1828-0
宇宙・星のひみつ
福江純(ふくえ・じゅん)監修 グビグビー清水まんが 学研
本体 880円 23cm 136p (学研まんが新ひみつシリーズ)
ISBN 4-05-201948-2

19日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(686) Gersuindによる恒星食。3月19日(金)3時40分、八重山諸島方面で観測される可能性がある。

恒星はTYC 6702-00884-1(赤経 13h03m41.983s、赤緯 -25°04'55.42"(J2000)、10.6等、うみへび座ψ星の南西 約2°18')。3.6等の減光で、継続時間は最長3.6秒

2004/03/12

写真投稿:「EOS 10Dによる春の銀河」

(ハンドル)ホシストさん撮影。キヤノンのデジタルカメラ EOS 10Dによる、春の銀河(M104、MGC 2683、M66)

(M104 ソンブレロ銀河の写真) (NGC 2683の写真) (M66の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

2004/03/11

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる二重星団、オリオン大星雲」

鬼塚久史さん撮影。キヤノンのデジタルカメラ EOS Kiss Digitalによる、二重星団、オリオン大星雲

(二重星団の写真) (オリオン大星雲の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「紫外線で見た金星」

田中一幸さん撮影。紫外線フィルタなどを用いて撮影した金星。紫外線(UV)では模様が見える(クリックで拡大)

(金星の写真)

撮影日時:
2004年3月9日
撮影地:
東京都稲城市
撮影機材等:
タカハシ ミューロン180(D=18cm) + ミード 2倍バローレンズ、ビットラン BJ-40L、(UV)シュラー UVフィルタ、(G)IDAS Gフィルタ、(IR)フジ IR-70フィルタ
FFTSelectorで良質の画像を選別
●撮影者コメント:

金星は一見模様のない姿をしていますが紫外線領域では模様が浮き上がってきます。これから5月にかけて視直径がどんどん大きくなるので目が離せません。

Nikon Capture4アップデート(ニコン)

ニコン独自のRAW形式データなどを扱える画像処理ソフトNikon Capture4の日本語版がアップデート。D70とCOOLPIX8700のRAWデータの現像に対応したほか、機能が大幅に増えている。

PENTAX PHOTO BROWSERなどアップデート(ペンタックス)

ペンタックス *ist D関連のソフトウェアがアップデート。

TV番組案内:「世界ふしぎ発見!」でステラナビゲータによる星図を使用

3月13日放送のTBS系列TV番組「日立 世界ふしぎ発見!『古代ナスカ推理紀行〜砂に消えた記憶を求めて』」では、ナスカの地上絵の謎に迫る。この番組中、ステラナビゲータ Ver.6で作られた星図が使われる。

2004/03/09

イベント案内:彗星観望会など

天文関連書 新刊情報

中国航天員飛行記録 宇宙飛行士飛行ルポ
左賽春(さ・さいしゅん)著 オーム社責任編集 劉語華(りゅう・ごか)訳 許春蓮/訳 オーム社
本体 2000円 24cm 335p 図版16p(有人衛星シリーズ)
ISBN 4-274-19721-2
写真集太陽
柴田一成(しばた・かずなり)共著 大山真満(おおやま・まさみつ)共著 裳華房
本体 4500円 27cm 87p
ISBN 4-7853-2820-7

2004/03/08

写真投稿:「COOLPIX4500などによる太陽面」

北岡修さん撮影。ニコンのデジタルカメラ COOLPIX4500などによる太陽面

(太陽面の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

10日、15日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(435) Ellaによる恒星食。3月10日(水)20時34分、東北地方で観測される可能性がある。

恒星はTYC 4940-00632-1(赤経 12h12m37.591s、赤緯 -00°05'51.57"(J2000)、11.3等、おとめ座η星の西 約1°54')。3.0等の減光で、継続時間は最長3.2秒

小惑星(10199) Charikloによる恒星食。3月15日(月)21時30分、日本全国で観測される可能性がある。この小惑星はケンタウルス族天体と呼ばれ、土星よりも遠いところに軌道を持つ特異な小惑星であり、予報の精度は低いがひじょうに価値の高い現象であるとのこと。

恒星はTYC 6091-00320-1(赤経 11h32m29.551s、赤緯 -21°38' 03.27"(J2000)、12.8等、コップ座λ星の南東 約3°34')。4.9等の減光で、継続時間は最長8.2秒

2004/03/04

六本木ヒルズで木星観望会開催(TOKYO CITY VIEW)

5日(金)、6日(土)19時より、六本木ヒルズ森タワー屋上(海抜270m)の「東京スカイデッキ」で木星観望会を開催。数台の望遠鏡を設置し木星のほか土星や月などを観望する。料金は一般2000円など。

伊藤明彦さんの天体画像を使った音楽PV

星ナビ4月号から「天体画像処理講座」の連載を担当される伊藤明彦さん撮影の天体画像を用いた、宇宙をイメージした音楽プロモーションビデオが公開されている。自主制作で映像を制作している小林寛之さんが手がけられた、albatross「old big oak tree」。以下のリンク先よりご覧いただけます(4日現在、一番上にあります)。

イベント案内:メシエマラソンなど

ニコン新商品:「防水型双眼鏡 アクションEXシリーズ」

7×35など全5機種を発表。内部に窒素ガスを充填した防水仕様で、長いアイレリーフ、見かけ視界65度以上の広視野などの特長がある。他2シリーズも同時発表。

2004/03/03

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる星雲、銀河」

瀬川康朗さん撮影。キヤノンのデジタルカメラ EOS Kiss Digitalによる、M42(オリオン大星雲)、IC 434(馬頭星雲)、M81, 82

(M42の写真) (馬頭星雲の写真) (M81, 82の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

写真投稿:「V838 Monの1年後」

茂木弘光さん撮影。2002年に突然増光を見せたいっかくじゅう座の特異変光星V838 Monの、2003年と2004年のようす(クリックで拡大)

(V838 Monの写真)

撮影日時:
(左)2003年1月28日 21時15分、露出 3分×7枚
(右)2004年2月29日 22時5分、露出 3分×10枚
撮影地:
群馬県太田市
撮影機材等:
(共通機材)ビットラン BJ-32L(-15度に冷却)、アイダス LPS-P1フィルタ(L、ビニングなし)
(左機材)反射望遠鏡(D=18.5cm fl=990mm F5.5)
(右機材)反射望遠鏡(D=25cm fl=1250mm F5.0)
(共通処理)加算平均コンポジット
●撮影者コメント:

M78新星雲が話題になっていて、2002年〜のいっかくじゅう座の特異変光星V838 Monが 気になったので約1年ぶりに撮影してみました。星雲状は淡くなったのか確認できませんが、中心の星は増光しているのが分かります。

彗星探査機ロゼッタの打ち上げ成功(ESA)

打ち上げが延期されていたESA(ヨーロッパ宇宙機関)の彗星探査機ロゼッタがアリアン5ロケットで打ち上げられ、軌道投入に成功した。2014年にチュリュモフ・ゲラシメンコ彗星の核に着陸して観測をおこなう予定。

2004/03/02

天文関連書 新刊情報

星と伝説
野尻抱影(のじり・ほうえい)著 中央公論新社
本体 895円 16cm 207p (中公文庫 BIBLIO)
ISBN 4-12-204319-0
最新藤井旭の星雲・星団教室
藤井旭(ふじい・あきら)著 誠文堂新光社
本体 2200円 24cm 119p
ISBN 4-416-20401-9
暦のはなし十二ヵ月
内田正男(うちだ・まさお)著 雄山閣
本体 2000円 19cm 215p
ISBN 4-639-01837-1

2004/03/01

プレスリリース「メシエ天体アルバムを発売」

写真投稿:「木星面の奇妙な円盤状模様」

中村淳一さん撮影。木星面に現れた円盤状の模様を撮影(クリックで拡大)

(木星の写真)

撮影日時:
2004年2月28日 1時37分50秒〜38分49秒
撮影地:
東京都国分寺市
撮影機材等:
タカハシ MT-160 + ×1.28エクステンダ、笠井 HC-Or 7mm、Philips ToUcam Pro、タカハシ EM-200赤道儀で電動追尾
Registax1.1で1499フレームスタック、ステライメージ4にて画像処理
その他:
シーイング 6/10、透明度 7/10
●撮影者コメント(抜粋):

その模様のさしかかった北の赤道帯に至ってはその影響からか大変乱れた切れ切れの帯になっているように見えます。木星面にて何かの現象が起きたのでは?と推測しているのですが…。

(その後の調査によると、IRカットフィルタを外していたために赤外線波長で見られる現象が強調されて見えているとのことです。)

写真投稿:「DCR-VX2000による木星」

大河巨和さん撮影。ソニーのデジタルビデオカメラ DCR-VX2000による木星(クリックで拡大)

(木星の写真)

撮影日時:
2004年2月28日 1時10分18秒〜11分18秒、露出 1/60秒×1800フレームコンポジット
撮影地:
岡山県高梁市
撮影機材等:
ニュートン反射望遠鏡(D=30cm F5.3)、ペンタックス XL14mm、ソニー DCR-VX2000、JP赤道儀、コリメート撮影
Registax、StellaImageで画像処理
その他:
シーイング 8/10、透明度 4/5
●撮影者コメント:

わずか15分ほどでしたが、今年になって一番のシーイングにめぐりあいました。SEB、NEBの複雑な変化がよく分かります。

写真投稿:「EOS Kiss Digitalによる春の銀河」

大貫弘毅さん撮影。キヤノンのデジタルカメラ EOS Kiss Digitalによる、春の銀河(M51, 81, 82, 95, 105, 106, 108, 109)

(M51の写真) (M81の写真) (M82の写真) (M95の写真) (M105の写真) (M106の写真) (M108の写真) (M109の写真)

拡大画像、撮影データなどは下記「デジカメ実験隊」のページに記載

3日に起こる、小惑星による恒星食の改良予報

小惑星(409) Aspasiaによる恒星食。3月3日(水)23時6分〜11分、関東地方東部、東北地方東部、北海道方面で観測される可能性がある(小惑星の動きが遅いため、地域により予報時刻が異なる)。

恒星はTYC 0763-01923-1(赤経 07h16m54.817s、赤緯 +08°06'54.75"(J2000)、12.0等、こいぬ座β星の西 約2°32')。0.6等の減光で、継続時間は最長50.5秒